今週のお題「間取り」 間取りと言えば僕が初めて借りて住んだ東京のアパートの部屋は可もなく不可もなく、とても平凡な物だった 当初僕はこれから自分が住む部屋を選ぶ際、一体どんな部屋に住もうかと色々な物件の部屋の間取りを見て期待に胸を躍らせていた これ実際はどうなっているんだろうと思わせるような妙ちくりんな間取りや、ロフト付きの部屋などは秘密帰途を連想させワクワクしたが、親父が 「そういうのはやめておけw」 と僕に言った そうして「親父監修」の元に選んだ僕の新生活を彩るアパートの部屋はごく平凡なものになった 特筆するものがこれといってない、ごく平凡な、六畳一間の畳の、普通のアパートの一室… 「平凡」とか「無難」を具現化したような部屋だった もっとこう…秘密の脱出口とか地下室への階段とかそういうのねぇのかよ…と当初はつまらなく思ったが、僕が候補に挙げていた部屋や、今まで実際下見をしてきた部屋に比べ