北海道教育委員会は3日、上川地方の小学校教頭(57)が校長の登用試験でカンニング行為をしたとして、停職3か月の懲戒処分(信用失墜行為)とした。 教頭は退職願を提出しており、道教委は受理する方針だ。 発表によると、教頭は9月8日、旭川市で行われた学校長の採用候補者選考の論文試験で、自作の論文を表裏に縮小印刷した紙2枚を会場に持ち込み、試験中に見ていたところを職員に見つかった。 教頭は持ち込みを認めたが「答案を確認するためだった」と話しているという。教頭がこの選考を受けるのは4回目で、年齢から今回が最後の選考機会だった。