「電子」から「紙」へ――セルフパブリッシングの課題を考える ―― Gene Mapperのときはセルフパブリッシングで『Gene Mapper -core-(ジーン・マッパー コア)』を電子版として出し、少し間を空けてから紙でGene Mapper -full build-を出版しました。今回のオービタル・クラウドは電子と紙で早川書房からの同時発売です。 藤井 もともとGene Mapperも1000部くらい売れたら出版社に持ち込むつもりでした。紙の書籍に比べれば、電子書籍のシェアはまだまだだったので、電子で売れれば紙ならもっと売上が期待できるのでは、という理屈でね(笑)。 それはさておき真面目な話、1000部以上を目指すのは、セルフパブリッシングでは限界があると考えていたんです。それは市場へのリーチという面でもそうですし、内容としてもそうです。 Kindleストアは大きな存在ですが、販売