2013年06月24日 「食える」フリーライターになるには 「ラノベ作家になるには」編 Tweet 本ブログでは、「食える」フリーライターになるデビュー手法に関して、飛び飛びで記述してきた。おひさしぶりの今回は、ライトノベルの著者について考えてみよう。小説の作者、つまり作家なので、フリーライターというくくりに入れていいのかやや疑問だが、フリーランスで原稿を書いて「世過ぎとする」意味では変わりはない。 今回は「デビューの仕方」を考えるエントリーというより、ラノベ著者の置かれた状況を概括するエントリーとなる。なんでもそうだが、職業として考えるならその世界の現状を把握することは重要だ。蛮勇も時には必要とはいえ。 まず考えておきたいのは、ライトノベル著者の置かれた時代状況だ。有り体に言えば、生活を成り立たせるのには厳しい競争がある。もちろん過去の作家も同様なわけだが、時代が違う。 皮算用してみる。
2013年06月05日 「出版社はビジネスモデルを守るため、電子書籍に後ろ向き」←まだこんな寝言唱えてる人がいる。しかもコンサル屋・マーケ屋なのに Tweet マルチメディア総研のWebに、「電子書籍市場、出版社と書店の間に“意識のずれ”」という記事が出た。タイトルが興味を惹いたので読んでみたが、相も変わらずの「出版社陰謀説」的言説でうんざりした。 このクラウド&モバイル・ソリューション研究グループ/山口泰裕氏は、出版社にきちんと聞き取りしたのかな? 山口氏の論旨の流れをまとめると以下だ。 1●電子書籍が出回ることで、その便利さや価格の安さなどから読書ユーザーが紙から電子へとシフトする 2●出版業界のビジネスモデルが崩壊しかねないとして、出版社が電子書籍の普及に及び腰 3●結果的に電子書籍として「商品化」されたものの多くが「紙からの焼き直し」にとどまっている まず、「出版社が電子書籍の普及
2013年04月05日 40代独身美魔女誌「DRESS」創刊号を読んで泣いた Tweet 最高顧問・秋元康、名誉会長・松浦勝人(エイベックス)、取締役会長・見城徹(幻冬舎)、取締役副会長・藤田晋(サイバーエージェント)、代表取締役社長・山本由樹(元光文社)というお金の臭いプンプンの出版社「株式会社gift」。創業が2012/9/3。半年経って出てきた最初の雑誌が、「DRESS」だ。4/1創刊。 DRESSは、40代独身女性ファッション誌。周囲の女性にリサーチしてみると、ファッションディレクターである大草直子氏への期待が大きいみたい。彼女はフツーに地に足の着いたファッション提案が多く、「現実を知る」この年代の女性には支持率が高い。 雑誌は一般的にビジネスとしては広告勝負で、特にファッション誌ではその傾向が強い。なんたって取材編集にとんでもなく金がかかる割に、読者にそのコストを持って行くと買っ
2013年01月28日 再販廃止15年で、英国出版市場が「どうなった」か Tweet 新文化1/17号に興味深い記事が出た。「再販廃止15年で英国出版界がどう変わったか」というルポだ。 英国の再販制度は20世紀初頭から約100年続いて、廃止された。その結果どうなったのか詳細は購読して読んでいただきたいが、私個人の目を惹いたのは、「独立書店半減」という記述だ。 以前も書いたが、再販廃止の議論となると一番反対するのは書店だ。返本制度が基本的には無くなるので、売れ残りのリスクを一手に引き受けることになるからだ。 それが懸念でないことは、英国の結果を見れば明らかだろう。 ちなみに英国で、その後の出版物流通をどこが結果として担ったのかと言えば、大手チェーン店、スーパー、ネット販売だそうだ。 ただこれ注意しないといけないのは、1995年に再販制度が廃止になったということ。その頃にはまだネット販売市場は
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