では、検査が陽性だった人のうち、本当に乳がんがあった人はどれぐらいでしょうか。 検査が陽性だった人は、8人と99人で足して107人です。そのうち乳がんがあった人は8人。ということは、検査が陽性のとき、乳がんがある人は8/107=7.5%程度という計算になります。 数式がたくさん出てきてややこしいので、言葉でまとめると、全体の中で乳がんがある割合は1%しかないので、検査が陽性の人を選んでも数%にしか増えない、ということです。全体の中で乳がんが少ないほど、検査が陽性のときにも乳がんがある見込みは小さいと言えます。 ではこの検査は信頼できないのでしょうか。 そんなことはありません。上の例でわかるように、「検査が陽性のときに病気の確率はどれぐらいか」(陽性的中率と言います)は、全体の中に病気が多いか少ないかで変わります(感度と特異度は変わりません)。この例では病気が少ない集団に検査をしたので、陽性
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