最近、西川貴教が「手洗いうがいをとにかく徹底していきましょう」、高橋みなみが「せっかくの時間をできる範囲で楽しい時間に変えていきたい」と呼びかけるメッセージをテレビでよく見かけないだろうか。一見、「ACジャパン」のようにも思えるが、これは、通信販売大手のジャパネットたかたが制作したCMだ。 広告料を払って購入したCM枠で、新型コロナウイルス感染拡大防止を啓発する取り組みに、SNSでは「ジャパネットのCMが素晴らしい」など評価する声が相次いでいるが、どのような経緯で実現したのか。ジャパネットホールディングス広報室 室長の今井愛氏に話を聞いた――。 ジャパネットたかたのCMに出演する高橋みなみ(ジャパネットホールディングス提供) ■タレントが自宅でスマホ撮影 同社では、6月頃から展開予定だった企業ブランディングCMの準備を進めていたが、この企画が詰めの段階に来た3月中旬、「世の中がこういう状況