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ブックマーク / bunshun.jp (5)

  • 型破りな大河ドラマ『いだてん』を守ったのは誰だったのか | 文春オンライン

    宮藤官九郎の書く脚は、いつも他の誰にも似ていない足跡を残す。例えば朝の連続テレビ小説『あまちゃん』は、ヒロインの幼少期から始まり、成長し結婚して母になる「女の半生記」という朝ドラの黄金律を完全にはみ出している。それは天野アキという1人の少女が16歳から20歳になるまでのたった4年を描いた物語なのだ。 主人公天野アキは物語の中で結婚も出産もしない。だがそのたった4年の青春の1ページの中に、80年代に青春を送り夢破れた彼女の母親、春子の人生が回想として映る。そこには朝ドラの定型である「女の半生記」が主人公の母親の歴史として織り込まれ、同時に80年代に始まるアイドル・サブカルチャー史があり、そして2011年、3・11という同時代の巨大な社会的カタストロフにたどり着く。 海外のティーンネイジフィルム、ガールズムービーを見渡しても、これほど奇妙で定型を外れた、そして同時にこれほど見事な構造を持った

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    meech
    meech 2019/12/16
  • 将棋の「もう一人の藤井」。藤井猛九段は、何がすごいのか? | 観る将棋、読む将棋 | 文春オンライン

    「観る将」ということばが、テレビの特集や書籍のタイトルになるなど、広がりを見せている。 ことばの意味は「将棋観戦を楽しむファン」のこと。これまで、将棋ファンといえば、当然のように将棋を指す人のことを意味していた。しかし、この「観る将」ということばの登場によって、自らはほとんど指さないものの、熱心に対局を観るファンの存在が、大きく認識されるようになった。 ただの「解説が面白いおじさん」じゃない また「観る将」は、たとえ棋力が低くとも、将棋を観戦し、集い、みんなで楽しめるんだと思わせてくれる、魔法のようなことばでもあると感じている。

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    meech
    meech 2019/07/26
  • 90年代に『新世紀エヴァンゲリオン』の二次創作小説が大流行した理由 | 集まれ「インターネット老人会」 | 文春オンライン

    インターネット老人会特集」のお題を与えられたものの、自分は何を書けばいいか、少々悩みました。自分は2ch文化やFlash全盛期の直撃世代ですが、これは記憶している人が大勢いるので改めて書くのも憚られる。やはり、自分の原体験を書くべきと思いました。そこで今回は、1990年代後半に社会現象を巻き起こしたアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の、ネットを巡る昔話をしたいと思います。 エヴァと言ったら、つい先日、新劇場版最終作となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の特報が公開され、2020年上映ということが大々的に報道されました。このスケジュール通り行くと、1995年のTVシリーズ開始以降、四半世紀もの間、庵野秀明監督の手のひらの上で踊らされ続けたことになります。なんて人生だ。 直撃した世代にとってエヴァは特別 思えば1995年の秋。なんとなくテレビのチャンネルを回してたら、ちょうどTVシリーズ

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    meech
    meech 2018/08/20
  • 高校野球「熱中症で力尽きたエース」記事が朝日新聞に見当たらない、という問題 | 文春オンライン

    「タイブレークが導入されましたが、僕は有望な投手の将来を守るためには球数制限を導入すべきだと思います。」「日は力のあるエースほど連戦連投を強いられます。」 森も「メディアは熱中症で選手が倒れたら問題視しますが、一方で『暑い中、投げきった』とか『猛練習に耐えた』と、ダブルスタンダードな部分もある」と話し、両者ともプレイヤーズ・ファーストへの転換を訴えていた。 高校時代に甲子園で20勝している桑田真澄が言うのは説得力があるなぁと思いながら紙面をめくると、 「日大鶴ケ丘・勝又、154球力尽く 救急搬送」という見出しが飛び込んできた。 えっ!? 救急搬送?

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    meech
    meech 2018/08/05
  • (2ページ目)学者とマニア、右と左の「中間領域」から過去を問う 近現代史研究家・辻田真佐憲が「戦争」を書く理由 | 文春オンライン

    東京オリンピックと「日スゴイ」過熱の懸念 ――現在だと、どういう動きに注意すべきだと思いますか? 辻田 2020年東京オリンピックへの動きですね。国家目標のようになっていますから、知らず知らず意識していないのに、「日スゴイ」「日選手スゴイ」「なんで一緒に応援しないのか」「日人ではないのか」と、変に盛り上がりかねないと思います。 辻田 新国立競技場建設に携わっていた建設会社社員が過労を原因として自殺した問題を発端として、ネット上での批判の声は高まっている印象は持っています。選手村に作る施設用に木材を無償提供させる案にも批判がありましたよね。ただ、ネット世論というのは変わりやすい。いざ五輪が開催されて、そこにアニメ好きのマラソン選手が登場したりすると、一気に熱狂して応援するようなことは起こりえます(たとえば箱根駅伝のときのように)。ネット空間は、オタク系のコンテンツが紐付けば、今まで批

    (2ページ目)学者とマニア、右と左の「中間領域」から過去を問う 近現代史研究家・辻田真佐憲が「戦争」を書く理由 | 文春オンライン
    meech
    meech 2017/08/14
    “ネット世論というのは変わりやすい。いざ五輪が開催されて、そこにアニメ好きのマラソン選手が登場したりすると、一気に熱狂して応援するようなことは起こりえます” あー…
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