インフォスティーラー(情報窃取型マルウェア)が流行しています。このマルウェアは基本的な対策だけでは防ぐのがなかなか難しい厄介なものです。特に従業員のWebブラウザの利用次第で感染を拡大させるリスクも……。詳細を解説します。 従業員がマルウェアやフィッシングメールに引っ掛かっても、責任は個人ではなく組織にあります。「人はだまされる」という前提での対策が必要であり、個人に責任を押し付けることはあってはなりません。 その上で、従業員個人は、組織が定めたルールに従い、できる限りの対策を講じる必要があると思っています。今回はここ最近注目が集まる、インフォスティーラー(情報窃取型マルウェア)への対策を考えていきたいと思います。 基本的な対策では足りない? 流行中のインフォスティーラーの脅威 インフォスティーラーとはマルウェアの一種で、狙うのは「認証情報」そのものです。これまでもID/パスワードのセット
