■連載/法林岳之・石川 温・石野純也・房野麻子のスマホ会議 スマートフォン業界の最前線で取材する4人による、業界の裏側までわかる「スマホトーク」。今回はドコモのネットワーク品質について会議します。 ドコモの通信品質は依然として…… 房野氏:ドコモのネットワーク品質についてですが、たとえばネットワークについての他社説明会のたびに、悪い意味で話題になってしまっています。 房野氏 石川氏:KDDIがネットワークに関する説明会をやっていたけど、ドコモの通信品質の下落がグラフに出てしまっていた。ドコモは通信品質の改善について、2023年12月までの目標は達成した、ネガティブな声は減ったといっているけど、ユーザーメリットまで至っていない気がします。 石川氏 石野氏:ドコモが目標を達成した、やり切ったと言っているのは、トラフィックがあふれている、もしくはあふれそうな基地局を2000局把握して、2023年
KDDIの5Gネットワーク戦略を解説 高橋社長が「他社の上に立てる」と自信を見せる理由:石野純也のMobile Eye(1/3 ページ) KDDIは、4月以降、首都圏で「Sub6」の5Gエリアを大きく拡大する。Sub6とは、5G専用に割り当てられた6GHz帯以下の周波数帯。KDDIは、3.7GHz帯と4.0GHz帯の計200MHz幅を保有しており、大容量で高速な通信が可能になる。KDDIによると、そのエリアの広さはおよそ2倍まで拡大するという。では、なぜこのようなこと可能なのか。この取り組みからは、同社の5Gにおけるネットワーク戦略が透けて見える。 Sub6の出力拡大で首都圏のエリアを拡大するKDDI、3社で異なる5Gのネットワーク戦略 KDDIはこれまで、首都圏ではSub6のエリアを意図的に狭めていた。KDDIに割り当てられた3.7GHz帯や4.0GHz帯は、スカパーJSATの衛星通信と
KDDIは首都圏のSub 6エリアを4月以降、約2倍に拡大する。高速通信できる場所が一気に広がる形だ(記事内の写真はすべて筆者提供) KDDIが4月以降に首都圏の5Gエリアを大幅に拡大する。5G回線で使用する周波数帯「3.7ギガヘルツ(GHz)帯」「4GHz帯」の基地局で、電波を発射する際の出力を増強するためだ。 3.7GHz帯や4GHz帯といった周波数帯はSub 6(サブシックス)と呼ばれる。通信の通り道である帯域の幅が非常に広く、速度が出やすい。現在、基地局の建設も急ピッチで進めており、実現すれば首都圏のSub 6エリアは一気に2倍程度まで広がる。 この時を待っていた KDDIでは現状でも5Gの人口カバー率が90%を超えており、つながりやすいが、これは4Gで使っていた周波数帯を5G用に転用したエリアが広いためだ。Sub 6エリアとは異なり、通信速度は4Gと大きくは変わらない。 それが今
「ドコモは高品質」神話の終焉。 2010年発売のXperia SO-01B発売から使ってきたNTTドコモを解約しました。 自由にできる通信に見た夢から、そのあっけない没落まで。「高品質」だったドコモ回線を13年間使ってきたことを振り返ります。 スマートフォンデビュー、通信の自由さに驚き 高校生の当時、携帯電話としてはauのガラケー、Sony Ericsson S001を利用していました。Twitterが少しずつ流行の兆しを見せてきた当時、デジタルガジェットが好きな自分は飛びつくようにXperia SO-01Bを購入し、ドコモに乗り換えました。 当時のモバイルネットワークはまだ3G。通信規格としてはauがCDMA2000、ドコモ・ソフトバンクがW-CDMAを採用しており、当然のようにすべてのデバイスがSIMロックされていました。 特にCDMA2000は通信方式の都合上様々な制約を受けており、
ケータイ Watchの記事によれば、「5G」と表示される第5世代通信エリアで、かつアンテナも最大限立っているにも関わらず、通信がまったくできなくなる「パケ止まり」という現象が起きることがあるそうだ。記事によれば、4G時代に発生していたパケ詰まりとは異なり、データがまったく流れない現象であるという。春ごろから徐々に発生頻度が高くなってきたとしている(ケータイ Watch)。 記事の執筆者の環境的な理由によるものかと思いきや、ドコモの発表会でも、このトラブルを把握しているかどうかを聞く質問が上がっていたそうで、5G固有の問題として存在しているようだ。この発表会では「電波伝搬の特性上、可能性はゼロではない」とするドコモからの回答があったとのこと。なおこの記事によれば、発生場所が大体同じで、ドコモ端末やiPhoneでも発生しており、特定の端末のせいではなさそうだとしている。
NTTドコモは10月10日、ネットワーク通信品質対策を発表した。 2023年の春ぐらいから、ドコモのユーザーからネットワーク品質に関する不満の声がSNSなどで多く上がっている。当初は渋谷や池袋などの都心部、ターミナル駅周辺が中心であったが、最近では地方にも拡大している印象だ。 【画像】競合となるKDDIのネットワークセンターの様子 他キャリアでは数年前に実施済みの対策をようやく 発表会で実際にドコモのネットワーク通信品質に対する改善策を聞いたが、第一印象としては「後手後手」に回っており、他社に比べても大きく遅れている感が強かった。 例えば、ドコモでは駅や繁華街、住宅地など全国2000カ所以上で集中的に対策を実施。さらに乗降客の多いJRや私鉄などの鉄道動線を強化するという。 しかし、鉄道動線を強化する考え方はKDDIが5G開始当初から行っており、2021年6月にはJR東日本の山手線全30駅、
今回のアクセス数の1位は、iPhone 14 ProユーザーであるITmedia Mobile編集長の田中が「iPhone 15 Pro」を比べた記事でした。1週間前に報告した通り、私はiPhone 15 Proを買おうとしているのですが、なかなか予約できずにいるので、この記事でお茶を濁す日々を送っております……。「Apple Storeでのキャリア契約」にこだわらなければ、すぐに買えることも分かっているのですが、ここまで来たら何とかしたいなという思いが強く……。 アクセス数の2位は、ソフトバンクの「パケ詰まり」対策をドコモのそれと比べた、取材をもとにした考察記事でした。 ドコモは2023年初頭から通信速度が遅かったりつながりにくかったりする事象が相次ぐようになり、夏をめどに改善を進めるとしていました。そして7月末、特に混雑が顕著な場所における改善を報告し、全国でも改善を進めるとしていまし
今春、NTTドコモの通信品質が低下していると話題になった。特につながりにくくなる、いわゆる“パケ詰まり”が発生しやすいと指摘されていたのが都内の繁華街だ。NTTドコモは2023年4月、「2023年夏までに解消を目指す」と発表。同年7月28日には東京都内4エリア(新宿、渋谷、池袋、新橋)で品質改善の対策を講じたと発表した。 具体的な対策は「基地局ごとのカバーエリアの調整(電波照射の角度調整・指向調整・出力調整)」「周波数間の偏りをなくす分散制御(基地局設備の設定値変更)」「基地局設備の増設(5G設備増設、4G設備増設)」などである。 またNTTドコモは、対策後の通信速度調査の結果を発表した。ほとんどのエリアで不便なく利用できる通信品質を実現したという。2023年7月時点で対策できなかった渋谷駅ホームも、駅の改良工事に伴い一時的に取り外されていた屋内アンテナ(他の携帯電話事業者と共用)を同年9
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