早ければ2024年内にも始まる携帯電話サービスの「お試し」が水面下で物議を醸している。このままでは「盛大なドンパチ(顧客争奪戦)が始まってしまう」と危惧する声が業界関係者の間で出ている。 お試しとは文字通り、携帯電話の音声通話やデータ通信を試せるサービスを指す。楽天モバイルが総務省の有識者会議で「新規参入事業者は乗り換え先として不安があり、気軽に試せる環境を実現すれば競争の活発化を見込める」と提案。新規契約に対する通信料金の割引を、法令の趣旨を逸脱しない範囲で限定的に認めることが決まった。 有識者会議の報告書(案)で明らかになっているお試しの条件は、「割引は長期でない期間(6カ月以内)」「同一事業者で複数回受けられない」「割引額は利益提供の上限である2万円(税抜き)の内数」などである。楽天モバイルに限らず、携帯電話大手なども提供できるとした。 お試しの運用が始まると、どうなるか。業界関係者
IIJmio(D)の速度。タイプDの8月は昼12時30分でも5Mbps以上出ていた。昼以外の時間も安定して速い 料金が安い格安SIMですが、中には昼や夕方に速度が遅くなるサービスもあります。特に大手キャリアの回線設備の一部を借りて運営するMVNOを契約する際には注意が必要です。そこで今回はMVNOを中心とした格安SIMについて、4Gの通信速度を測定しました。約1年ぶりの測定となりましたが、昼の通信速度が大幅に向上したサービスもありました。 【画像】mineoの通信速度 速度測定の条件 今回は以下の条件で格安SIMの速度を測定しました。 ・測定期間:8月5日(月)~8月9日(金) ・測定場所:福岡市内の筆者の自宅 ・測定端末:AQUOS wish2 ・測定アプリ:ドコモスピードテスト ドコモ回線の測定にはAQUOS wish2 SH-51C、au回線にはAQUOS wish2 SHG08、ソ
IIJ 技術担当部長 最近はインターネットの技術を紹介するのがお仕事です。元々プログラマ、サーバ・データセンター・ネットワーク・セキュリティ・モバイルといろいろやってきました。 本日(7/30)、iPhoneの新しいiOS 17.6が配信されました。今回のバージョンアップでは、携帯電話が通じないところでも人工衛星経由でSOS(緊急機関への通報)ができる機能が日本でも有効になりました。 iPhone で衛星経由の緊急 SOS を使う – Apple サポート (日本) この機能がIIJmioのようなMVNOでも使えるかどうか、IIJmioのテクニカルサポートチームの協力を得て、早速試してみました。 お断り iPhoneの「緊急SOSのデモ」を使用しています。実際に緊急通報を行ったわけではありません。 デモモードと実際の緊急通報の挙動の違いまでは確認できていません。あくまでデモを試してみた結果
この春、スマホデビューという人はいるだろう。自身の話ではなくても、家族が新しく持ち始めたというパターンもあるはず。その際に問題になるのが、再利用された番号が割り当てられると、開通したその日から間違い電話がかかってくる可能性があることだ。 再利用番号での迷惑電話問題は意外と厄介 問題があって悩むくらいなら利用を止めるのも1つの手 自分宛ではない着信は、ただの間違い電話ならいいが、トラブル含みだとやっかいだ。 今回、なぜこんな話をしているかというと、筆者が昨年末に新たに開通させた電話番号3つのうち2つで、開通直後から週に4~5回電話がかかってくるようになったためだ。誰にも教えていない番号なので、自分宛の電話であるはずがない。一部事業者では開通後にオプションプランや光回線を勧誘する電話もかかってくるようだが、それとも違っていた。 本物の間違い電話なら、1度電話に出て番号が変わったことを説明すれば
公式サイトから申し込みをしようとしたのですが、「プラン選択」を入力し「お客様情報の入力」をやって次に進もうとすると「申込み手続き中にエラーが発生しました。大変恐れ入りますが、本フォームよりお問い合わせください。後日弊社よりお申し込み手続きに関するご連絡をさせていただきます。」と表示されてしまいました。 これは今でも申し込みを進めようとすると同じエラー→お問合せフォームの流れになります。 このあと、J:COMの方から電話がかかってきて、その電話の中で各種確認を行ったりで申し込みを進めます。申込手続きは終わり、その後は「J:COMパーソナルID」の登録が必要で、その仮登録完了のメールと、確認コードが記されたSMSが来るとのことでした。これは4月14日日曜日の18時半くらいのこと。 翌朝になってもメールとSMSが来ないことをXにぼやいているとJ:COMのサポートからリプライが来ました。パーソナル
ソフトバンクは、石川県を除く全国で3Gの停波を実施しました。 4月16日以降、利用の機種や設定により通信や通話ができない場合があるとして、設定変更や機種変更をするよう4月18日に呼びかけています。 3G機種やVoLTE非対応の機種の場合は、対応した4G / 5G機種への変更が必要。 機種設定でVoLTEサービスやモバイル通信の設定をオフにしている場合、これらをオンに。 〈 iPhone / VoLTEサービスの設定例〉 以下のいずれかの方法で、設定していただけます。 設定 → モバイル通信 → 音声通話とデータ → 「VoLTE」をオンにする※1 設定 → モバイル通信 → 通信のオプション → 4Gをオンにする → 「音声通話とデータ」にチェックを入れる 設定方法の詳細は こちら ※1 ご利用中の iPhoneや iOS バージョンにより、「VoLTE」が表示されない場合があります。「V
トーンモバイルは“自社スマホ”をやめるのか? 石田社長に聞く「TONE IN」と「エコノミーMVNOの成果」:MVNOに聞く(1/3 ページ) フリービットは、ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)が運営するトーンモバイルに「TONE IN」を導入する。同社は、専用端末の開発まで手掛け、ネットワークと端末の機能を連携させる垂直統合的なサービスを売りにしていた。その代表例に、「TONEファミリー」などの見守りサービスがある。この戦略を大きく転換するのが、TONE INだ。 第1弾として、トーンモバイルは専用端末で動作していた同社のサービスをソフトウェア化することでドコモの販売するAndroidスマートフォンに対応。エコノミーMVNOとして店頭で販売する際に、ドコモの端末をお勧めしていく。ユーザーにとっては端末の選択肢が広がることや、ドコモショップを訪れた際にそのまま端末まで持ち帰れるこ
利用料金の安さが特徴のMVNOでは、各種料金や端末代金をさらに割り引いたり、ギフト券をプレゼントするといったキャンペーンを実施している事業者が多い。今回はIIJmio、mineo、NUROモバイル、イオンモバイルで実施しているキャンペーンをまとめた。価格は全て税込みで、期間は記載のない限り終了日未定。 IIJmioは「シェアNo.1記念キャンペーン」を継続 シェアNo.1記念キャンペーン 実施期間:6月3日まで 期間中に「ギガプラン」の「音声通話機能付きSIM/eSIM」を、MNPを利用した乗り換えかつキャンペーン対象端末の購入と共に契約することで適用できるキャンペーン。対象端末の価格を割り引く。 過去1年以内に実施した「スマホ大特価セール」「乗り換え応援キャンペーン」など同様のキャンペーンに申し込んでおり、申込日から1年以内にMNPを利用した回線契約と端末購入を行っていた場合、キャンペー
今年に入り、MVNOではどうしても弱点になる平日昼休みの通信品質改善をうたっているmineo。本連載でも紹介したが(「平日昼休みの通信品質5倍改善は実際どう? 20GBが最大6ヵ月、月990円も魅力のmineoを試す」)、mineoは3社のネットワークでサービスを提供しており、その際はドコモだけで試したこともあって違いが気になってきた。 ネット上ではauやソフトバンクだと速度がまったく違うという声も見られたので、そのmineoに加えて、ドコモ/auのネットワークでサービスを提供しているIIJmioについて、実際に差があるか筆者が加入した回線で試した。 mineoはドコモ/au/ソフトバンクで違いがあるのか? MVNOの格安SIMの中には、複数のネットワークに対応しているサービスがある。たとえばmineoはドコモ(Dプラン)、au(Aプラン)、ソフトバンク(Sプラン)の3つから選べる。ほかに
移動系通信の契約数は2億1888万。前期と比べて1.5%増加し、前年同期と比べると5.4%増加した。単純合算では3億562万となった。携帯電話の契約数は2億1873万。前期と比べて1.3%増加し、前年同期と比べると5.1%増加した。 移動系通信の事業者(キャリア)別の契約数シェア 移動系通信の事業者(キャリア)別の契約数シェアは以下の通りとなっている。 NTTドコモ:34.9%(前期比で0.3ポイント減、前年同期比で1.2ポイント減、MVNOへの提供に係るものを含めると40.7%) KDDIグループ:26.8%(前期比で0.1ポイント減、前年同期比で0.2ポイント減、MVNOへの提供に係るものを含めると30.5%) ソフトバンク:20.4%(前期比で0.2ポイント減、前年同期比で0.4ポイント減、MVNOへの提供に係るものを含めると25.9%) 楽天モバイル:2.6%(前期比で0.2ポイン
きっかけは「0円」、電波状況が改善された今はメインとして利用 まず、楽天モバイルを利用するようになったきっかけ、メイン/サブ、どちらで使っているのかを尋ねてみると、5人とも無料サポータープログラム時代からの長年の楽天モバイルユーザー。そしてやはり「1年間無料」「0円から使える」ことが魅力で使い始めたという人が多かった。 歌門さんは、ほぼ全ての携帯電話会社を渡り歩いた後、2021年1月から楽天モバイルに変更。携帯電話は複数回線の必要性を感じず、「1社しか契約していない」ため、最初から楽天モバイルをメイン回線として使っている。 あおのさんは当初、他キャリアとの2台持ちをしていたが、電波環境がよくなったため、ここ2、3年は楽天モバイル1本に絞った。自宅で電波の入りが改善されたことが大きかったという。 Rickyさんは以前、とあるMVNOを契約していたものの、速度に不満を覚えてMNOへの乗り換えを
この記事のポイント ヒッツカンパニー、プリペイド eSIM サービス「楽 sim」提供開始 [10GB / 8 日間(税込み 2,350 円)][20GB / 12 日間(税込み 3,350 円)][30GB / 31 日間(税込み 4,350 円)]の 3 プランが用意 NTT ドコモ回線を利用する MVNO で即時利用可能なプリペイド式データ専用 eSIM サービス ヒッツカンパニーは 2024 年 3 月 11 日(月)より、プリペイド eSIM サービス「楽 sim」を提供開始しました。 「楽 sim」は、NTT ドコモ回線を利用する MVNO で、簡単な設定で即時利用が可能なプリペイド式データ専用 eSIM サービスです。プランは[10GB / 8 日間(税込み 2,350 円)][20GB / 12 日間(税込み 3,350 円)][30GB / 31 日間(税込み 4,350
主要格安SIMの料金表とともに、格安SIM、SIMフリースマホなどの1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。今回は2024年最初の更新ということで、2024年の格安SIMの状況について簡単な予想(希望?)をまとめた。 規制対象から外れる大手MVNOの新サービスに期待! まずは年末に生じた変化。昨年12月27日の「電気通信事業法第27条の3等の運用に関するガイドライン」の改正により、「端末割引は税抜4万円まで」「白ロム割規制」などが始まったが、MVNOの格安SIMにおいても変化はある。従来はシェア0.7%(100万契約)以上の独立系大手MVNO(具体的にはIIJmio、mineo)はMNOと同等の規制対象となっていたが、これがシェア4%(500万契約)に緩和。規制から外れることになった(MNO子会社のMVNOは引き続き対象)。 これにより、上述の税抜4万円を超える端末割引や長期ユーザー向
MVNOの格安SIMの中でも大手のmineo。昨年12月27日に販売ルールの規制対象から外れたことでキャンペーンがしやすくなったほか、1月末には「平日お昼の通信品質を約5倍改善」を打ち出し、さらに6月3日までのキャンペーンでは、月20GBのプランも最大6ヵ月、月990円で利用できると話題が多い。実際のところはどうか、筆者も同キャンペーンを活用して、実際に加入して確かめてみた。 半年間990円で使えるキャンペーン 20GBの効果が大きい仕掛けも用意 春商戦でキャンペーンを実施中のmineo。今加入する魅力として大きいのが、最大6ヵ月間、月990円で使える点だ。データ容量は4つの通信量から選ぶ「マイピタ」なら、どのコースでも月990円で、最大の20GBでも同じ料金なのなら、当然これを選ぶことになる。
日本通信とNTTドコモが2月13日、音声通信網とSMS網の相互接続で合意した。日本通信が翌14日に発表した。これにより、MVNOである日本通信と、そのユーザーがどのような恩恵を受けられるのか。同日の会見で、代表取締役会長の三田聖二氏と、代表取締役社長の福田尚久氏が説明した。 →日本通信、ドコモと音声相互接続で合意 2026年5月に新サービス提供へ これまでのMVNOで実現できていないこと 日本通信はドコモの設備の一部を借り受けてサービスを提供している。中容量プランの中では頭1つ抜けて安価な「合理的30GBプラン」を打ち出すも、月額料金はそれまで提供していた「合理的20GBプラン」と同じ2178円(税込み、以下同)のままだ。 2007年の総務大臣裁定により、データ通信網の相互接続は実現しているが、音声通話はMNOからの卸サービスとして提供されており、相互接続はできていなかった。加えて、「音声
IIJ(インターネットイニシアティブ)が2月13日、MVNOサービス「IIJmio」の料金プラン「ギガプラン」にて、新たに30GB、40GB、50GBの大容量プランの提供を発表。3月1日から提供する。※料金は全て税込み。 新プランはドコモ回線(タイプD)とau回線(タイプA)のどちらでも利用できる(データeSIMとデータSIMはドコモ回線のみ)。 音声SIM/音声eSIMの月額料金は30GBが2700円、40GBが3300円、50GBが3900円。データeSIM(ドコモ回線のみ)の月額料金は30GBが2340円、40GBが2940円、50GBが3540円。 データSIM(ドコモ回線のみ)の月額料金は30GBが2640円、40GBが3240円、50GBが3840円。SMS+データSIMの月額料金は30GBが2680円、40GBが3280円、50GBが3880円。 なお、SIMカード発行手数料
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