IoT(Internet of Things)は、すでに多くのセクターや組織で利活用されており、様々なIoT機器がシステムやインフラのエッジとして多種多様な役割を演じています。IoT機器が組み込まれたIoTシステムは、「システムのシステム」と表現されますが、機器等を構成するモジュールのぜい弱性や機器等の使用方法の問題により、攻撃者にとっては侵入しやすく、悪用しやすい攻撃対象となっています。 IoTセキュリティの確保においては、現在のIoT機器利用の課題(弱いID/PW等の使用)やIoTマルウェアによる感染状況を把握し、それらに機器に対するセキュリティ対策を講じる方法と、これから販売され市場にでてくるIoT機器のセキュリティ・プライバシーを確保するため、IoT機器のセキュリティ・プライバシーを保証する仕組み(IoT機器のサイバーセキュリティラベリング)を構築する方法が存在します。特に、後者に