9月6日の北海道の地震では北海道全域が停電した。停電の間レジを稼働できない店舗ではクレジットカードや電子マネーの使用ができず、食物や物品を求めて店舗に並んでいた人の中には現金を持っていなかったため諦めて家に帰宅するしかなかった人もいたという(スマダンの記事)。 プエルトリコでは昨年、ハリケーン「マリア」の直撃を受けてクレジットカードシステムが停止してしまい、現金以外の支払いを断る店舗が発生した(Bloombergの記事)。インドのある村はすべての支払いを電子マネー化するUnited Bank of Indiaのパイロットプログラムに選ばれ「キャッスレス村」として有名になったが、開始後にインターネット接続性が悪化。停電が定期的に発生することなど多数の問題から、全てをキャッシュレスにするのは夢のまた夢だという(NDTVの記事)。