新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、大勢の信徒が集まる教会でも対策が練られ始めた。すでにカトリック香港教区、シンガポール教区は公開ミサの挙行を停止する措置を発表。シンガポールの感染者数は2月16日時点で75人。そのうち3人は国軍兵士で、2人はグレース・アッセンブリー・オブ・ゴッド教会に出入りしていた。同教会での感染者はこれで18人となった。 バチカン(ローマ教皇庁)広報局は2月3日、コロナウィルス感染予防のため、中国に数十万枚のマスクを送ったことを明らかにした。発表によると、マスクは湖北・浙江・福建の3省に向けて送られたという。マスクの寄贈は、教皇慈善活動室、イタリアの中国教会宣教センターの共同の働きかけで、バチカン薬局の協力を得て行われた。 カトリック東京大司教区は1月31日、2月20日に「注意喚起」を公表。「細心の注意を払いながら慎重に感染予防措置をもって備えることは、不特定多数が定