6月2日より検体として唾液を用いたPCR検査が可能となりました。 唾液を用いたPCR検査の導入について ただし全てが唾液に取って代わるわけではなく「症状発症から9日以内の者」に限り、唾液を用いたPCR検査が可能とのことです。 しかし、これまでPCR検査は鼻咽頭スワブまたは喀痰で行われることが多かったため、受診者と医療従事者にとっては大きなメリットがあります。 唾液を用いたPCR検査の有用性、メリットとデメリットについて整理しました。 新型コロナウイルスは唾液からも検出されるSARS-CoV-2ウイルス(新型コロナウイルス)が患者の唾液からも検出されるという報告は、2月の時点からありました。 しかし、この時点では症例数が十分ではないため、唾液が検査に使用できるかどうかの検証が不十分でした。 その後、検体としての唾液の研究がいくつか報告されました。 唾液と気管内吸引痰との経時的な比較(Lanc