都内の、とある日本語学校の先生と話をしていて「中国人留学生がよく舌打ちするんだけど」という話題になりました。確かに、中国人留学生に限らず、チャイニーズ(中国語圏の人々。華人と言ってもいいですけど、音的に「歌人」や「家人」と間違えるので「チャイニーズ」としておきましょう)には、けっこう頻繁に舌打ちをする方がいます。 話し始めに「チッ」、話の途中に「チッ」……日本人にとって舌打ちは、まずほとんどの場合「不満」や「不快」を表すサインですから、かなりインパクトがあります。個人的にはこれ、日本の人々の、チャイニーズに対する誤解なり偏見なりのけっこう大きな原因になっているのではないかと思っています。 でも、チャイニーズにとっての舌打ちは、日本人が想像するほどの具体的な意味は持っていないことがほとんどです。もちろん「不満」や「不快」の表現としても使われますが、それよりはるかに多くの場合、舌打ちはほとんど
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