「名探偵津田」のおもしろさは、フィクションによる自我の境界の揺らぎだ。そのおもしろさが加速した第3話においてダイアン津田より提唱された“1の世界”と“2の世界”という概念。“1の世界”とは津田が探偵として存在する虚構の世界で、”2の世界“は、津田がお笑い芸人である現実。この2つの世界の間で、津田は「どっちが本当の自分なのだろう?」と存在の足場がグラついていく。現実が”2“で、虚構が”1”であるのが興味深い。普通は逆ではないだろうか。単なる津田のパッとした思い付きに過ぎないのだろうけども、現実の津田が名探偵の世界に移行する際に、"マイナス1"が発生するということだ。ちなみに、第4話に登場したデロリアンはあえての『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』仕様(1ではプルトニウムを動力源としていたが、2ではゴミを燃料に変換する「Mr.フュージョン」が追加された)で、“1の世界”の出来事あるけども、あえ

