熱闘甲子園で新喜劇ばりズッコケ…あかんの? 亡き父に誓った全力パフォーマンス 産経新聞 8月26日(日)16時40分配信 熱戦が繰り広げられ、大阪桐蔭(大阪)の春夏連覇で幕を閉じた夏の甲子園。「伝令」役の球児が、高校野球史に残るような珍事でスタンドを沸かした。マウンドに向かう途中に「吉本新喜劇」ばりに盛大に転んでみせたのだ。球場では喝采が起きたが、真剣さと悪ふざけの紙一重の“プレー”ともとられかねないだけに、球審からは「場所を考えよう」と注意を受け、監督からも叱られた。しかし、「ピンチの時こそ笑いを」。注目を集めたこの浦添商の3年生は真剣勝負の場で自身の野球哲学を貫き、すがすがしい表情で甲子園を後にした。 ■まさかのズッコケ 今夏の甲子園第3日目、8月10日に行われた浦添商と愛工大名電(愛知)の1回戦。四回2死一、三塁。浦添商にとってピンチの場面だった。ベンチから伝令が飛び出した。