ブックマーク / number.bunshun.jp (209)

  • リーグ改編と厄介な日程。~MLB球団を悩ませる“意外な敵”~(芝山幹郎)

    野球がまだ遠い。外は雪だし、開幕まではまだ50日以上ある。今年はWBCが開かれるので通常よりも早く渇きを癒すことができるのだが、2月上旬はやはり野球に対する飢えがつのる。春よ、来い。 というわけで、私はこのところしばらく、2013年大リーグのレギュラーシーズン日程表を眺めている。もちろん毎年眺めるのだが、今年はちょっと事情が異なる。アストロズがナ・リーグ中地区からア・リーグ西地区に引っ越して、両リーグとも15チームずつを擁することになったからだ。 そのことは、以前にも述べた。各地区が5チームずつになって、「見たとこ平等」が実現されたことや、「ほぼ毎日」インターリーグの試合(交流戦)が行われることにも触れた記憶がある。 しかし、実際に日程表を見ていると、首をかしげたくなることが多い。これは……と絶句しそうになることもある。大丈夫だろうか、大リーグ。1リーグ15チームのフォーマットにして、

    リーグ改編と厄介な日程。~MLB球団を悩ませる“意外な敵”~(芝山幹郎)
    megane_89
    megane_89 2013/02/11
  • ドン底からの復活を期す、小笠原道大の「決意」。~開幕スタメンを掴めるか!?~(永谷脩)

    「野球人にとって辛いのは、子供が野球を分かり始めた頃に自分の力が落ちてきて、いいところを見せられないことだ」。 今年40歳になる小笠原道大を見ていて、山崎武司のこんなセリフを思い出した。 故障が続いた昨季は、出場わずか34試合、14安打に終わった。“フルスイング”をしても、打球は上がらず、小笠原の悩みは深まるばかりだった。オフの契約更改では、球界史上最大の3億6000万円のダウンを受けいれた。 「体さえ元に戻ればこんなものじゃない、と思い続けるのが野球選手」 昨年引退した金知憲はかつて自嘲気味にこう話していたことがある。寡黙な小笠原は自らの不調の原因について多くを語らないが、同じように思っているに違いない。だからこそ大幅ダウンにも平然とサインをしたのだろう。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 538文字 N

    ドン底からの復活を期す、小笠原道大の「決意」。~開幕スタメンを掴めるか!?~(永谷脩)
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    megane_89 2013/02/08
  • 大引啓次獲得で日本ハムは強くなる!!糸井を手放しても得をした理由。(中村計)

    法政大学野球部所属当時は「法政史上最高の主将」「学生野球の鑑」と際立って高い評価を得ていた大引。大阪の人権擁護活動にも毎年積極的に参加しているという社会派でもある。 日ハムは、やはり目の付け所が違う。 先日の「世紀の大トレード」とまで言われた日ハムの糸井嘉男、八木智哉と、オリックスの大引啓次、木佐貫洋、赤田将吾の交換は、成績だけを比較すると、オリックスの方が得だったのではないかという見方もあるようだ。 だが「日ハム的視点」からいけば、そんなことはない。日ハムは、3人の中でも、特に大引のことを数字以上に高く評価していたのだろう。 大引が法政大学4年生のとき、彼と、当時の大学球界で右腕ナンバー1だった青山学院大の高市俊(元ヤクルト)と、左腕ナンバー1だった近畿大の大隣憲司(ソフトバンク)の3人の座談会に立ち会ったことがある。3人はこれから始まる国際大会の全日チームに選ばれており、その

    大引啓次獲得で日本ハムは強くなる!!糸井を手放しても得をした理由。(中村計)
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    megane_89 2013/01/30
  • 球界最強のモノマネ王が引退――。DeNA高森勇旗の“ビミョー”な去り際。(村瀬秀信)

    斎藤佑樹、田中将大と同学年。モノマネのレパートリーはイチロー、小笠原道大など幅広い。写真は、昨年11月にKスタ宮城で行われたトライアウトに挑んでいた時の高森。 「ホームラン、最高の感触でした! 自信はあったんですよ。今年の後半戦にトレーニング法を代えたのがバッチリハマって、そっから調子上がってきていたんで。10月2日にクビになってから、キャンプまでの4カ月の間をこのまま必死に練習すれば、すっげぇ選手になれんじゃないかなって、そう思っているぐらいですから」 昨年の11月9日。Kスタ宮城で行われたトライアウトで参加者中唯一のホームランを放った高森はそんな言葉でおどけてみせた。 高森勇旗。 彼ほど実績と人気のギャップがある選手は珍しい。2006年、中京高校から高校生ドラフト4巡目で横浜ベイスターズに入団するもプロ6年間での一軍出場は'09年のわずか2試合、通算成績も4打数1安打……にもかかわらず

    球界最強のモノマネ王が引退――。DeNA高森勇旗の“ビミョー”な去り際。(村瀬秀信)
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    megane_89 2013/01/29
  • 思惑違いの移籍劇。馬原孝浩は新天地で蘇る。~森脇監督が期待する反骨心~(永谷脩)

    ソフトバンクの馬原孝浩が、オリックスに移籍することになった。寺原隼人がFAでオリックスからソフトバンクに戻ることになった時、誰よりも喜んだ馬原がその人的補償の対象となったのは、何とも皮肉な話だった。 守護神の放出は、V奪回を狙うソフトバンクにとって痛手だ。球団フロントは、馬原が右肩の故障明けで年俸が1億3500万円と高額であることや、今季中にFA権を取得することもあり、オリックスの“指名”はないと判断。28人のプロテクト枠から除外していた。 だが今季からオリックスの監督となった森脇浩司は、ソフトバンク時代にヘッドコーチを務め、「存在価値は、杉内俊哉や和田毅よりも大きかった」と語るなど、馬原の実力を誰よりも知っていた。人的補償の対象者リストを見た森脇は、迷いなく指名したのだという。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残

    思惑違いの移籍劇。馬原孝浩は新天地で蘇る。~森脇監督が期待する反骨心~(永谷脩)
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    megane_89 2013/01/28
  • 過去5年のドラフト戦略にみる傾向。高校生と野手を獲る球団は……強い!(小関順二)

    2011年10月のドラフト会議で、東洋大のエース・藤岡貴裕の交渉権を獲得しガッツポーズするロッテの西村徳文監督(左)。 '05~'07年までの3年間、高校生を対象にしたドラフトと大学生・社会人などを対象にしたドラフトは別々に行なわれていた。いわゆる「分離ドラフト」である。 高校生を指名して獲得することは大きなリスクを伴うが、成功すれば大きな実りをもたらす。'00~'04年の5年間、成功と言ってもいい成績を残した選手は「大学・社会人など」の45人に対して、「高校生」は20人と少ない。しかし、その顔ぶれは内川聖一(ソフトバンク)、中島裕之(米国ジャイアンツ)、中村剛也、涌井秀章(ともに西武)、西岡剛(阪神)、成瀬善久(ロッテ)、ダルビッシュ有(レンジャーズ)とタイトルホルダーがずらりと並ぶ。いわば、リスクを冒して高校生を上位(1、2位)で指名することは、その球団の覚悟を計る物差しになっていた。

    過去5年のドラフト戦略にみる傾向。高校生と野手を獲る球団は……強い!(小関順二)
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    megane_89 2013/01/25
    >>小関順二 = 文
  • なぜ菊池雄星の球威は落ちたのか?速球派の新人投手に待ち受ける罠。(中村計)

    ドラフトで1位指名を受けた楽天・森雄大。「新人王を獲るぐらいの気持ちでやりたい。そして、いつかWBCのメンバーに入って、日を代表するような左投手になりたい」 楽天のドラ1ルーキー森雄大が、不思議そうに話していた。 「プロに入ったら球速が落ちるピッチャーが多いじゃないですか。あれって、何でなんですかね」 森の高校時代の最速は148キロだ。好調時のストレートの感触をこう語る。 「ボールをリリースする直前、ボールが一瞬、宙に浮く。それを上から、ガーンとたたき下ろす感じ。その感触があるときは、ほとんど打たれたことがない」 順調に成長すれば、150キロの壁を破るのも時間の問題だと思われる。 確かに、アマチュア時代は軽く出ていた150キロ近い速球が、プロに入った途端、130キロ終盤ぐらいに落ち着いてしまうという投手をよく見かける。 最近では、西武の菊池雄星がそうだった。昨年あたりからようやく球速が戻

    なぜ菊池雄星の球威は落ちたのか?速球派の新人投手に待ち受ける罠。(中村計)
    megane_89
    megane_89 2013/01/24
  • “横浜捕手暗黒時代”最後の希望、高城俊人が谷繁に教えを請う日々。(村瀬秀信)

    谷繁と並んで黙々とキャッチボールをこなす高城。谷繁の自主トレは、自宅のある神奈川県で行われており、その門戸を多くの選手達に開いているという。 今さら改めてぐちぐちと言うこともないのだが、ベイスターズの暗黒時代は、そのまま正捕手不在の時代であったと言い換えられる。 そして、その原因について考察するならば、捕手領域における谷繁成分の枯渇、谷繁イズムとの断絶というものが、現在まで繋がる正捕手問題に暗い影を落としている。 ディフェンスの中心となる正捕手。それを流出させてしまうという、開けてはならないパンドラ……ならぬ谷繁の箱。思い起こせば2001年オフ、FAでのメジャー移籍を志した谷繁を、あっさりと中日に流出させるという箱の大解放をしたことで、その後のベイスターズは捕手面におけるありとあらゆる災厄を受けることになった。 それは谷繁だけに留まらず、連続最下位の初年度となる'08年6月には、第2捕手の

    “横浜捕手暗黒時代”最後の希望、高城俊人が谷繁に教えを請う日々。(村瀬秀信)
    megane_89
    megane_89 2013/01/18
  • 阪神の反省は本物だったのか!?西岡、福留へ無暗に殺到した批判。(氏原英明)

    松の内も明けやらぬ1月5日に入団記者会見をした福留と和田監督。「(大阪のPL学園や社会人野球の日生命でも)プレーしたことがある関西なので、すんなり入っていけると思いました。(中略)福留が入ってマイナスになったと言われないように頑張ります!」とコメントした福留。 福留・西岡非難だけでは阪神の未来は開けない。 西岡・福留が不調に終われば、彼ら自身がその批判を甘んじて受けなければいけないだろう。それはプロである以上、当然のことだ。しかし、事態の質は、そこにはないのである。 補強は成功だったのか失敗だったのかを目先の勝利だけで推しはかるのではなく、チームとしての骨太なビジョンを、しっかりとファンやメディアに伝えられているかどうかを問うていく姿勢が必要なのだと思う。 城島・小林宏の獲得で失った信頼を回復しないままに、その流れを踏襲し進んでしまっているのが今の阪神だ。 西岡・福留ら個人の批判に終始

    阪神の反省は本物だったのか!?西岡、福留へ無暗に殺到した批判。(氏原英明)
    megane_89
    megane_89 2013/01/17
    >>城島・小林宏の獲得で失った信頼を回復しないままに、その流れを踏襲し進んでしまっているのが今の阪神だ。
  • 阪神の反省は本物だったのか!?西岡、福留へ無暗に殺到した批判。(氏原英明)

    松の内も明けやらぬ1月5日に入団記者会見をした福留と和田監督。「(大阪のPL学園や社会人野球の日生命でも)プレーしたことがある関西なので、すんなり入っていけると思いました。(中略)福留が入ってマイナスになったと言われないように頑張ります!」とコメントした福留。 そもそも、批判の矛先が違っているような気がする。 大補強を成功させた阪神タイガースのことだ。 阪神はこのオフ、メジャー帰りの西岡剛(元ツインズ)、福留孝介(元ホワイトソックス)を獲得。さらに、弱点である捕手にオリックスから日高剛をFA補強した。新外国人選手のコンラッドを加え、昨季限りで引退した金知憲と城島健司の抜けた穴、得点力不足にあえいだ攻撃陣への強化に盤石の態勢を整えているかに見える。 昨秋のドラフトでも、甲子園のスター、藤浪晋太郎と北條史也の両獲りに成功。Bクラスに沈んだ阪神のストーブリーグは充実していたといえる。 だが、

    阪神の反省は本物だったのか!?西岡、福留へ無暗に殺到した批判。(氏原英明)
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    megane_89 2013/01/17
  • JFLの遅咲き大物FWがJへ移籍!!実例で考える“J3構想”の可能性。(細江克弥)

    関東リーグ1部だったY.S.C.C.でプレーしJFL昇格の原動力となった辻正男(写真右端。コンサドーレでの練習参加風景)。彼のようなステップアッパーの存在が下部リーグを活性化する。 昨年11月、初めて「J3構想」という言葉を耳にした時はいま一つその真意を測りかねたが、今は少し、それをポジティブに解釈することができている。きっかけはある選手のJリーグ入りと、彼が発した言葉だった。 1月14日、J2ガイナーレ鳥取は2人のストライカーの獲得を発表した。 1人は、J1ヴァンフォーレ甲府から移籍する永里源気。言わずと知れた“なでしこ”大儀見優季の実兄であり、アビスパ福岡に在籍した2010年にはJ2で15得点を記録した点取り屋である。 そしてもう1人は、JFLのY.S.C.C.から加入する辻正男。彼もまたストライカーだが、永里とは対照的にJリーグでのキャリアはない。25歳にしてプロの世界に飛び込む彼は

    JFLの遅咲き大物FWがJへ移籍!!実例で考える“J3構想”の可能性。(細江克弥)
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    megane_89 2013/01/16
    これは面白い
  • ファンの心をつかめるか。~プロ野球とJリーグの観客動員力~(小川勝)

    2012年のJ1最終節、試合終了後もスタジアムに居残るガンバ大阪のサポーターたち。ガンバのJ2降格により、2013年のJ1観客動員数にはどんな影響が表れるのか。 プロ野球とJリーグの観客動員は、日のスポーツをめぐる経済事情を反映する代表的な数字の一つだろう。大型スタジアムに、1万人単位の観客を毎週集めるスポーツは、この二つ以外にはない。プロ野球は年間延べ2000万人以上、Jリーグも500万人以上が、会場に足を運んでいる。全員が有料入場者ではないが、ほとんどの人は交通機関を使って会場に行き、チケットを買う。多くの人が会場内またはその周辺で飲をする。会場や専門ショップでグッズを買う。観客動員は、チームの収入源というだけでなく、スポーツが経済に貢献できる一番の裏付けだ。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 182

    ファンの心をつかめるか。~プロ野球とJリーグの観客動員力~(小川勝)
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    megane_89 2013/01/09
  • <箱根駅伝> つながらなかった襷。~悲劇のランナーたちのその後を追う~(小堀隆司)

    あの冬の箱根は、とりわけ印象的だ。勝者ではなく、 敗者の崩れ落ちる姿が網膜に焼きついている。 うつろな目、半開きの口もと。何度転んでも立ち上がり、 襷をつなごうとする姿──。襷はなぜ、つながらなかったのか。 途中棄権を余儀なくされた3人のランナーの、その後を追った。 好評発売中の雑誌Number Do『体が変われば人生が変わる!?』より、 特別公開します! JR清水駅前の雑踏に、ジャージ姿のサラリーマンがすっくと立っている。 スリムな体型は現役当時のまま。山梨学院大のエースとして鳴らした中村祐二も、すでに不惑の年を迎えているはずだった。 「今年で42です。学生の頃と比べて、むしろ体重は減ってます。52kgしかないんですよ。ちょっと肺を痛めましてね」 何度目かの転職先である現在の会社は、経営再建のまっただ中。 造船会社で総務課長を務める中村は、ややかすれた声で言った。 現役はとうに引退した。

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    megane_89 2013/01/01
  • 野村、十亀、伊藤、藤岡……。'11年ドラフト1位選手の○と×。(田口元義)

    明大時代、菅野(東海大)、藤岡(東洋大)と共に「大学ビッグ3」と呼ばれた野村。菅野がプロ入りを1年見送り、藤岡がプレッシャーに苦しめられる中、見事新人王に輝いた。 毎年、たった12人しか選ばれない特別な存在。 それが、ドラフト1位である。 アマチュア時代に圧倒的な実績を残し、あるいは類稀なるポテンシャルを高く評価された彼らは、プロ入りと同時に大きな宿命を背負わされることとなる。 言うまでもなく、「ドラフト1位」という看板だ。 入団当初は注目を浴び、どのルーキーよりもチャンスを与えられる。 しかし、ひとたびそれをふいにしてしまえば、称賛の声はたちまち非難の声に豹変する。 彼らは、どの選手よりもプレッシャーと戦っていかなければならないのだ。 2012年にルーキーシーズンを送った選手たちは、日ハムの斎藤佑樹や巨人の澤村拓一ら「黄金世代」が数多く入団し、豊作と呼ばれた前年と比べ派手さはない。だが

    野村、十亀、伊藤、藤岡……。'11年ドラフト1位選手の○と×。(田口元義)
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    megane_89 2012/12/31
  • 松井秀喜は日本球界に帰らない……。命懸けでメジャーに行った男の覚悟。(中村計)

    2月下旬の渡米後、ニューヨーク州内の施設でひとり黙々と練習に励む松井秀喜。メジャーでの10年間のプレーで満額収得できる年金制度や、キャンプインから遅れて入団する場合の就労ビザなど……様々な問題と思惑が松井の周囲では飛び交っている状態だ。 依然として、松井秀喜の契約がまとまらない。 そんな中、日球界復帰説がまことしやかに流れているが、その可能性は極めて低いと思う。 「いつ辞めてもいいと思ってますよ」 2010年2月、エンゼルス1年目のスプリングキャンプでのことだ。松井はロッカールームで、いつもの甲高い口調でそう語っていたものだ。 軽い言い方だったが、その瞬間、松井はメジャーで野球人生を終えるつもりなんだろうなと直感した。 引き際がやってきたら、そこまで現役に執着はしない。もっと言えば、日に戻ってまでやろうとは思っていない、そう表明しているのだと解釈した。 「命をかけて」海を渡った松井秀喜

    松井秀喜は日本球界に帰らない……。命懸けでメジャーに行った男の覚悟。(中村計)
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    megane_89 2012/12/28
  • 藤川球児の大型契約は、日本人ブランド復権の証。~ダル、黒田、上原の活躍が契機~(四竈衛)

    阪神からFA宣言し、メジャー移籍を目指していた藤川球児投手のカブス入りが決まった。12月7日、拠地リグレーフィールドで行なわれた入団会見では、新背番号「11」のユニホームに袖を通し、夢が実現した喜びを噛みしめた。 「熱意を感じました。チームの立て直しに必要だと言ってもらいました」 期待の高さは、2年総額950万ドル(約7億6000万円)の好条件が物語る。というのも、数年前までは、メジャーで実力を発揮できない日人選手がいたこともあり、米球界内に日人市場への参入に慎重な傾向があったのも事実だった。その一方で、ダルビッシュ有が1年目から16勝を挙げたほか、黒田博樹、上原浩治らが安定した成績を残し続けたこともあり、即戦力となる日人投手への信頼度が見直され始めていた。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 571文

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    megane_89 2012/12/26
  • マイナーリーグは本当に過酷なのか?大谷翔平がもし渡米していたら……。(菊地慶剛)

    2008年に新日石油ENEOSからNPBを経ずに、レッドソックスと直接メジャー契約をした田澤純一。メジャー入りに際しては“田澤問題”として騒がれ、これを受け「NPBを経由しない、海外球団からの出戻り」への対抗措置が講じられた。 ドラフト上位指名候補の高校生として初めて直接のメジャー入りを表明していた大谷翔平投手が12月9日、自身の考えを翻意させ、ドラフト指名されていたファイターズ入りを発表した。 ファイターズから強行指名された当初は、入団の可能性ついて「自分自身の考えとしてはゼロです」とメジャー入りの強い意志を示していたが、交渉を繰り返す中でファイターズへの信頼感が芽生え、新たな将来像が確立したということなのだろう。 もちろん大谷の翻意を批判するつもりなど毛頭ない。場所がどこであろうとも大谷自身が心底野球に打ち込める道を進むことが最も重要なこと。ぜひ日球界で頑張ってほしいものだ。 だが

    マイナーリーグは本当に過酷なのか?大谷翔平がもし渡米していたら……。(菊地慶剛)
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    megane_89 2012/12/23
  • 沖縄野球はプロをも席巻するのか?東浜巨と川満寛弥に期待する理由。(中村計)

    沖縄出身者は、プロで活躍できないというジンクスがある。長きに渡って第一戦で活躍したということでいくと、投手では「巨人キラー」と呼ばれた元広島の安仁屋宗八、野手では元阪急の主砲、石嶺和彦ぐらいだ。 「プロ以前」までの段階では、身体能力に長けた沖縄出身者は、他の地域の選手よりも可能性を秘めているように思える。 それなのに、なぜか――。 よく言われるのは、沖縄人の性格である。いわく、「勝負の世界で生き抜くには、のんびりとしていて、性格が優しすぎる」と。 沖縄の選手と話をしていると、十中八九、そうした「沖縄感」がにじみ出てくるものだ。 今年のドラフト会議で千葉ロッテから2位指名を受けた九州共立大の大型左腕、川満寛弥もそうだった。川満は宮古島の宮古総合実業高校出身で、高校時代はまったく無名だった。大学で急成長を遂げた選手である。 あまりにも沖縄的な川満と、あまり沖縄的に感じられない東浜。 沖縄的か、

    沖縄野球はプロをも席巻するのか?東浜巨と川満寛弥に期待する理由。(中村計)
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    megane_89 2012/12/21
  • 大迫勇也と柴崎岳が描く成長曲線。鹿島が誇る逸材が代表に君臨する日。 (細江克弥)

    22歳の大迫(写真左)と20歳の柴崎。2人とも、ほぼ全試合に近い出場でシーズンを通して活躍。2連覇となったナビスコ杯では、昨年は大迫が、今年は柴崎がMVPを獲得した。 J1最終節の鹿島アントラーズvs.柏レイソル、試合後の記者会見で鹿島の指揮官ジョルジーニョ監督は、サポーターへの感謝、そして志半ばでチームを去らなければならない無念さを、寂しげな表情で何度も口にした。しかしその途中、この日2得点を記録した大迫勇也についての意見を求められると、彼は表情を変えてこう断言した。 「まず、皆さんがもっと強調してもいいと思うのは、彼が将来、日本代表のセンターFWになるということ。それは間違いないことです」 その理由をいくつか連ねた後で、こう続ける。 「今のアントラーズには、おそらく2人、(将来的に)日本代表に君臨する選手がいます」 2人とはもちろん、大迫勇也と柴崎岳である。 ジョルジーニョがメディアに

    大迫勇也と柴崎岳が描く成長曲線。鹿島が誇る逸材が代表に君臨する日。 (細江克弥)
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    megane_89 2012/12/08
  • 第3回WBCの“スーパーサブ”は誰?侍ジャパンの命運を左右する脇役達。(鷲田康)

    第1回WBCで、谷繁、和田一浩らとともに「いらん子軍団」と自嘲しつつレギュラーメンバーのサポート役に回った宮。注目の第3回WBCメンバー発表は11月30日だ。 WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)は過酷である。 「僕の中で3度目はなかった」 ニューヨーク・ヤンキースからフリーエージェントとなったイチロー外野手は、来年3月の第3回大会への出場辞退を正式に発表した際に、こんなコメントを出した。このコメントからは色んな意味が読み取れるが、その根底にある気持ちをひとことで言い表せば、「もう、いいでしょう」ということではないだろうか。 過去2大会の出場のため、イチローも、様々な代償を支払ってきた。実際に第2回大会後は、極度の精神的、肉体的な疲労から胃潰瘍を発症して、メジャー移籍後初めての故障者リスト入りも経験している。メジャーでプレーする選手として、レギュラーシーズンの調整というリスクを背

    第3回WBCの“スーパーサブ”は誰?侍ジャパンの命運を左右する脇役達。(鷲田康)
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    megane_89 2012/11/27