登板が決まってから「みっともない姿は見せられない。キャッチャーミットめがけ、必ずストライクを投げます」とキャッチボールを重ねていたというだけあって、セットポジションから投じた1球は、見事に左打者の内角低めに決まり、今夏の甲子園は始まった。 「滝のような雨」で中断。 現役時代に何度もプレーした甲子園ではあるが、井端氏は球児としても甲子園に出場している。当時は西東京に属していた堀越高は、1993年の第75回大会に出場。開幕日の第3試合に行われた西条農(広島)との1回戦は、1-0で逃げ切った。現時点で堀越高の甲子園での勝利は、これが最後である。 続く2回戦の対戦相手は鹿児島商工。実力校同士の激突とはいえ、まさか大会史に残る試合になろうとは、誰も思わなかったに違いない。 結論から書くと、鹿児島商工が3-0で堀越高を下した。どうということのないスコアだが、問題は8回表無死一塁。鹿児島商工の攻撃中をも
![《夏の甲子園》「あの状態では土も…」井端弘和が味わった“戦後2例だけの降雨コールド” …サスペンデッド制導入はできないのか(小西斗真)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9a118952e44fca6431ce82a9e950a9410979e072/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F7%2F5%2F-%2Fimg_75f54f3c8fab1e1af5c7a6569780d107176527.jpg)