ここ最近、ユーザー企業がシステム子会社を吸収合併する動きがじわりと広がっている。 SUBARUは2022年2月15日、システム子会社スバルITクリエーションズを2024年に吸収合併すると発表した。住友化学も2021年7月に、デンソーも2020年にそれぞれシステム子会社を吸収合併している。 IT人材を再び本体に呼び戻す 各社は一度子会社として切り離したIT人材を再び本体に呼び戻すことで、迅速で柔軟なIT・デジタル施策を実行できる体制を整える狙いだ。 SUBARUは2024年4月をめどに、システム子会社スバルITクリエーションズを吸収合併する。SUBARUは吸収の狙いについて「デジタル技術の急速な発展・普及に伴う事業環境の変化に迅速に対応していくため」(広報)と説明。スバルITクリエーションズの300人超を本体に吸収してITリソースを一本化することで、「将来に向けた変革と成長に資するIT体制の