4月27日、2つの朝鮮の首脳は非武装地域の南側で会談し、終戦宣言に調印する予定だ。そのイメージまでも詳細にわたって交渉し、注意深く計画された首脳会談で、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と韓国の文在寅大統領は、両国間の滞った戦争状態に終止符を打ち、朝鮮半島を確固とした平和への道に向かわせることを公表するだろう。 しかし、くれぐれもだまされないように。「終戦宣言」は戦争に向かう可能性のほうが高い。これはしばらく顕著にはならないだろう。差し当たり、南北朝鮮はその最も重要な短期的目標を達成するに違いない。それは金委員長とドナルド・トランプ米大統領の間で開かれるもっと重大な会談のための地固めをすることである。 すべては「米朝首脳会談」の準備にすぎない 非武装地帯での会談は、韓国の大統領官邸の計画によれば、いくつかの合意をもたらすことになっている。目玉となるのは終戦宣言であり、1992年の「朝鮮半島の非
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