政府は25日、北朝鮮が弾道ミサイル2発を日本海に向けて発射したと発表した。北朝鮮東部の宣徳付近から午前7時4分と同23分に発射し、いずれも約450キロ飛行。日本領域には到達せず、日本の排他的経済水域(EEZ)の外に落下した。北朝鮮の弾道ミサイル発射は昨年3月29日以来で、1月のバイデン米政権発足後初めて。菅義偉首相は官邸で記者団に「わが国と地域の平和や安全を脅かすもので国連安全保障理事会決議違反だ。厳重に抗議し、強く非難する」と述べた。 首相は国家安全保障会議(NSC)を官邸で緊急に開催し、岸信夫防衛相や茂木敏充外相らと対応を協議した。