トヨタ自動車のアメリカ人の常務役員が国際郵便で麻薬の錠剤を密輸したとして麻薬取締法違反の疑いで逮捕された事件で、錠剤は複数の袋などに分けて小包の底のほうに入っていたことが分かり、警視庁は小分けにして輸入したいきさつを調べています。 警視庁によりますと、小包はアメリカのケンタッキー州から現地時間の8日に発送され、ハンプ常務役員が滞在する東京のホテルの本人宛てだったということです。 また、これまでの調べで、錠剤は複数の袋やケースに分けて小包の中のほかの荷物の底のほうに入っていたこと分かりました。錠剤に含まれていたのは「オキシコドン」という医薬品の成分で、国内では医師が処方する場合などに限って使用が認められています。 警視庁は、錠剤を小分けにして輸入したいきさつを調べるとともに、錠剤の量などから個人的に使う目的だったとみて捜査を進めています。 調べに対しハンプ常務役員は、「麻薬を輸入したとは思っ