理科Ⅰ類→文学部→教育学部 ─まず、どのようにして教授になられたのか教えてください。 僕は小さい頃からなんとなく研究者に憧れがあったんですよね。自分の興味を追求するのって楽しいじゃないですか。 中でもずっと天文学をやりたくて、当時は天文学を勉強できる大学がかなり少なかったので、その中で東大がいいかなと思って、東大に入りました。理科I類です。 ─それではじめは天文学の研究者を志したと。 ええ。でも天文学って狭き門で進振り点がすごく高いんですね。僕は運動会のソフトテニス部と音感というバンドサークルに入っていて週7で活動をやっていたら、全然点数が足りなくなっちゃって。 駒場時代を振り返り、めちゃくちゃウケていらっしゃる先生 それで自分の進振り点で入れそうで、なおかつおもしろそうだったのが、文学部の心理学だったんです。心理学って実験してデータ取って…ということをするので、結構理系的なところもあるし
2019.06.22 12:05 DV加害者の特徴や傾向は一括りにできない…束縛や不機嫌な態度に潜む“暴力性”とは? 男性性にまつわる研究をされている様々な先生に教えを乞いながら、我々男性の課題や問題点について自己省察を交えて考えていく当連載。5人目の先生としてお招きしたのは、ドメスティック・バイオレンスの問題にジェンダーの視点から取り組み、『ドメスティック・バイオレンスと家族の病理』(作品社)などの著書もある立命館大学教授の中村正さんです。 ドメスティック・バイオレンス(DV)と聞くと、殴ったり蹴ったりという直接的な暴力を思い浮かべる人が多いかもしれません。そしてそれは、主に夫婦間で起こる夫から妻への暴力……というイメージが一般的です。しかし、中村先生の著書などを読むと、DVとはもっと広い意味の概念であることがわかります。近しい関係性の中でなぜ暴力が発生してしまうのか。なぜ加害者には圧倒
首相面談記録の未作成問題について語る元公文書管理委員会委員長代理の三宅弘弁護士=東京都新宿区で2019年6月6日、大場弘行撮影 官庁間などの打ち合わせ記録を作成することを義務化する改定公文書ガイドラインを審議した元公文書管理委員会委員長代理の三宅弘弁護士が、取材に応じた。安倍晋三首相と官庁幹部が官邸で面談した際の議事概要などの記録が作成されていない問題について、三宅氏は「明らかなガイドライン違反だ」と明言した。菅義偉官房長官は3日の記者会見で「ガイドラインに反していない」と主張したが、ガイドライン改定に関わった当事者は真っ向から否定した。 首相面談の打ち合わせ記録を巡っては、官邸が一切作成していないことが毎日新聞の取材で判明。官庁側も「ガイドラインが作成義務を課した『政策や事業方針に影響を及ぼす打ち合わせ』に当たらない」などとの理由で作成していないことが明らかになるなど、首相の指示が事後に
Published 2019/06/23 07:03 (JST) Updated 2019/06/23 17:50 (JST) ロシアのプーチン大統領は22日放映のロシア国営テレビの番組で、北方領土でロシア国旗を降ろす「計画はない」と断言、日本への引き渡しを拒否する考えを明確にした。プーチン氏が公の場で、これほど明確に「北方領土を渡さない」と明言したのは、少なくとも、昨年11月のシンガポールでの安倍晋三首相との首脳会談で日ソ共同宣言を基礎に平和条約交渉を加速させることで合意、日本側で領土問題解決への期待が高まってからは初めてだ。交渉担当者のラブロフ外相は強硬姿勢を繰り返してきたが、大統領の発言は重みが違う。 今回の大統領の発言を受け、いつものようにプーチン氏が「領土問題で日本をけん制」したと報じたメディアもあったが、けん制などという甘いものではない。ロシア国民に対し、金輪際、領土を引き渡す
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