大阪府南部の府立特別支援学校に勤務する女性教諭(58)が、同僚の30代の男性教諭から何度も罵倒されるなどのいじめを受けたと訴えたにもかかわらず、適切な指導を行わなかったとして、支援学校を運営する大阪府などに対し、慰謝料など計600万円の支払いを求める訴訟を大阪地裁に起こしていたことが16日、わかった。 訴状によると、女性教諭は平成26年6月、男性教諭が、新任の教諭らを高圧的な態度で指導していたため注意したところ、「お前もそこらへんのおばはんと一緒やったのう。見てたらムカムカする。さっさと消えろ」などと怒鳴られた。別の日にも生徒への指導方針をめぐって、多数の教員の前で「俺に恥をかかせた」「謝れや」などと長時間にわたり罵倒されたとしている。女性教諭はその後、急性ストレス障害と診断され、約3カ月間休職した。 原告側によると、男性教諭はほかにも、扇風機を壊したり、机を蹴ったりするなど周囲に対して威
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