慶応義塾大学病院(東京都新宿区)は27日、同病院のスポーツ医学総合センターで診察を受けた患者約2万4千人分の個人情報が入ったUSBメモリが所在不明になったと発表した。これまでに個人情報が悪用された報告はないという。 同病院によると、USBメモリには、平成3年9月~23年4月に同センターを受診した2万4459人の患者の名前や生年月日、電話番号、傷病名などが入っていた。このUSBメモリは、IDとパスワードがない限り、内容をみることはできないという。 USBは外来受け付けの奥の棚の中に保管されており、今月17日に同センターの看護師がUSBを使用しようとしたところ、なくなっていることに気づいた。同病院の調査によると、使用を確認したのは4月28日が最後という。 同センターはスポーツ医学専門。スポーツによるけがの診察やリハビリなどを外来だけで行っている。USBはデータのバックアップ用として使用していた