いずれも餌を取るための長い触腕が残った完全な状態で、同県は、標本としての価値があるとして、国立科学博物館標本資料センター(茨城県)に送った。 一方のイカは、佐渡島の両津湾の沖合約330メートル付近で定置網にかかっていた。体長4・48メートル、重さ約33キロ。もう1体は同じ湾の海面近くにいたところを、漁業者に引き揚げられた。体長4・35メートル、重さ約38キロ。2体とも、見つかった時は生きていたという。 新潟県によると、今年同県内で見つかったダイオウイカはこれで計8体。うち6体が佐渡島で見つかった。