ブックマーク / ichinics.hatenadiary.com (20)

  •  夜とコンクリート - イチニクス遊覧日記

    これは一生ものだと思う物語に出会うことはそう多くはないけれど、その瞬間はとてもはっきりしていて、を閉じて立ち上がってうろうろしたあとにすごいすごい、しか言えない感じ。 この(というかその話)を読み終えた瞬間もまさにそんな具合で、「一生ものだ」なんて、まだ一生を終えてもいないのに確信してしまうくらいこのは自分にとっては特別なになりました。 なので、全力でいろんな人におすすめしたいのですが、同じ町田洋さんの「惑星9の休日」とも違い、この「夜とコンクリート」についてはできるだけ、予備知識なしで読みはじめた方がしっくりくると思うので、興味のある方はぜひ以下の文章は読まずに、まず「夜とコンクリート」を読んでみて欲しいです。 夜とコンクリート 作者: 町田洋出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2014/02/03メディア: コミックこの商品を含むブログ (19件) を見る昨年末のベスト10日記

     夜とコンクリート - イチニクス遊覧日記
  •  秋の厚切り/山芳製菓 厚さ2.0倍 じゃがいもチップス うすしお味がおいしい! - イチニクス遊覧日記

    先日友達にファミマに売ってるよ!と教えてもらっていそいそと購入してきたヤマヨシの新作「厚さ2.0倍 じゃがいもチップス うすしお味」が完全においしいので急いで報告します! これまでにも何度かこの日記で、セブンイレブンの小さなお菓子屋さんシリーズでヤマヨシが出していた「厚切りポテトうすしお味」がおいしいと書いたことがあるんですが、昨年9月にヤマヨシから出た「厚じゃがポテト」はまさに「厚切りポテトうすしお味」の再来でした。 当時の日記→ あのポテトチップスがついに…復活! この復活は確かに嬉しかったのですが、続く厚じゃがポテトシリーズとしてその後に出た「リッチバター味」などの粉状フレーバーは、ちょっと化学調味料っぽい冷たい塩味で、厚じゃがとはあってないような気がしていたんです。なので今後のヤマヨシの厚切り展開に、実は若干の不安を持ってもいたんです。ところが、今回の「厚さ2.0倍 じゃがいもチッ

     秋の厚切り/山芳製菓 厚さ2.0倍 じゃがいもチップス うすしお味がおいしい! - イチニクス遊覧日記
  •  「潔く柔く」完結と全巻メモ - イチニクス遊覧日記

    13巻を読んで、また1巻から読み直して、この漫画に出てくる登場人物みんな、昔から知ってるような気分になる。それぞれにちゃんと個性があって、彼らの一人一人が、物語の後も存在しているような、そんな気持ちになる漫画でした。当に面白かった。 潔く柔く 13 (マーガレットコミックス) 作者: いくえみ綾出版社/メーカー: 集英社発売日: 2010/09/24メディア: コミック購入: 3人 クリック: 156回この商品を含むブログ (69件) を見る13巻を通して読んでみると、亡くなった幼なじみの男の子のことを思い出にすることができない「カンナ」という女の子の物語に、もう1人の主人公の物語が混ざりあうというのが大筋だったのだなということがわかる。けれど、それが一の物語ではなく、様々な視点からのそれぞれの思いとして描かれているからこそ、ひとコマのためらいや、勢いにも意味が生まれてくる。そこが魅力

     「潔く柔く」完結と全巻メモ - イチニクス遊覧日記
  •  「ハーモニー」/伊藤計劃 - イチニクス遊覧日記

    新しいを読みはじめるときは、特に意識はしていなくても、もしかしたらこれは自分にとって重要な1冊になるかもしれない、という期待を持っている気がする。 とても面白いということと、重要というのは少し違っていて、重要のほうはなんというか、腑に落ちるところがあるという意味に近い。そして、この「ハーモニー」は自分にとってその両方があるだったと思う。思う、っていうのはもう腑に落ちてしまったので、だから面白いのか小説として面白いのかよくわからなくなっているからなのだけど、でも、小説としてもとても好みだったのは確かだ。 21世紀後半〈大災禍〉と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は大規模な福祉厚生社会を築きあげていた。 この社会に暮らす人々は、大人になると体内に「WatchMe」と呼ばれるナノマシンを入れ、「生府」に健康(その他もろもろ)を監視されるようになる。 リソース意識。 人はその社会的感覚というか義

     「ハーモニー」/伊藤計劃 - イチニクス遊覧日記
  •  4年前の6年前がいまの10年前だということ - イチニクス遊覧日記

    こないだ、友だちが1999年て10年前なんだよねえって言っていたので、つられて10年前のことについて思い出して、そういえばって日記検索したら、その10年前のことを4年前に6年前ってタイトルで日記に書いていたので、そのうち自分は日記になるなと思った。なってしまうんじゃないかと思った。書ききったらボンッて爆発して消えるとか。ってこわ! って一瞬ぜんぶ消してしまいたい気持ちにもなったけど、実際は書ききるなんて無理なので、むしろある特定の日記を書いたら消える仕組みなのかもしれないよ…。こわい…! でもそれを書いたらどうなるのか知りたいような気もしないでもない…。 → ともかく、こうしてよく思い出すようなことをいくつも日記に書いてると、自分のほとんどは記憶でできてるんだなあと思います。それでも、例えば4年前に書いた10年前の話も、この4年間にちゃんと更新されている。 → 実は、4年前(id:ichi

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  •  5年たった - イチニクス遊覧日記

    はてなで日記を書き始めて丸5年が経ちました。 5年間、この日記に費やした時間を考えるとちょっと気が遠くなりますが、とりあえずは、5年間続いたってことの方を大事にしたいなと思います。 せっかくなので、ここ何日かかけてざっと読み返してみたりしたんだけど(もちろん全部じゃない(無理))、自分で思ってた以上に、この5年にはいろんなことがあったなって思いました。さすが5年。 何回も同じこと書いてるかと思えば、すっかり忘れてるものもあって、でもほとんどが読み返すのも照れくさい。 ただ振り返ってみて改めて、人の書いたものを読むのが楽しくて、っていうのが最初にあったから、ここまで続いたんだなと思いました。 そして何より、読んでくれる人がいるっていうことが、いちばんの励みです。それは1年目(id:ichinics:20060122:p1)から変わってません。 → 思い返すこととか反省とか、いろいろ書いてみた

     5年たった - イチニクス遊覧日記
  •  空から先生が降ってくる - イチニクス遊覧日記

    【降臨賞】空から女の子が降ってくるオリジナルの創作小説漫画を募集します。 条件は「空から女の子が降ってくること」です。要約すると「空から女の子が降ってくる」としか言いようのない話であれば、それ以外の点は自由です。 http://q.hatena.ne.jp/1231366704 面白そうだったので書いてみました。いいわけいっぱいしたいの堪えてあげてみます。いろいろ申し訳ありません。 *** 今日から期末試験だというのに、オカダは今日も隣でウトウトしている。 「ねえちょっとは教科書開くとかしたらどうなの」と声をかけても、 「教科書開いて空から先生が降ってくるわけでもあるまいし」などとわけのわからないことをいっている。 「おれ、空から降ってきた先生に家庭教師してもらうんだ」 「なにそれ」 「先生のためならがんばれる気がする…」 窓の外を流れる凸凹川はまるで両腕を広げるかのごとくなだらかに寝そ

     空から先生が降ってくる - イチニクス遊覧日記
  • 三島由紀夫のインタビュー映像をみて - イチニクス遊覧日記

    「思想とかは共感しないですけどね、でもね、そこまでして何かを伝えようとした、という事実が衝撃なんですよ、俺には。しかも伝わらなかったんだから、衝撃の二乗ですよ。別に俺は、あの事件に詳しいわけじゃないですけどね、きっと、後で、利口ぶった学者や文化人がね、あれは、演出された自決だった、とか、ナルシストの天才がおかしくなっただけ、とかね、言い捨てたに違いないんですよ。でもね、もっと驚かないといけないのはね、一人の人間が、気で伝えたいことも伝わらないっていうこの事実ですよ。三島由紀夫を、馬鹿、と一刀両断で切り捨てた奴らもね、心のどこかでは、自分が気を出せば、言いたいことが伝わるんだ、と思ってるはずですよ。絶対に。インターネットで意見を発信している人々もね、やろうと思えば、心が届くと過信しているんですよ。今は気を出していないだけだってね。でもね、三島由紀夫に無理だったのに、腹を切る覚悟でも声

    三島由紀夫のインタビュー映像をみて - イチニクス遊覧日記
  •  夜道 - イチニクス遊覧日記

    ずっと前、あなたのいいところはいつも機嫌が平らなところ、というようなことを言われたことがあった。正確には少し違うけれど、まあニュアンスとしてはそんな感じのこと。 人から面と向かって褒められるなんてあまりないことだし、だから私はその言葉をずいぶん大切にしていたのだけど、実際は全然そんなことないし、へこんでいる日だってわりとあって残念だ。 でもなるべく、そういった言葉を口にしたくない気分はあって、でもいくら心がけていたって1回言っちゃえばもうおしまい。 → なーんて気分のとき、たぶん人は走りたくなるものだと思うのですが、こないだ駐輪場の閉まる時間に間に合わず、夜中に家まで歩かなきゃいけないということがあって、なんか暗いし暇だし、そういうとき妹はよく家に電話かけてきてたなー、とか思い出してたらなんとなく悲しい気持ちになって、ちょっと走ってみたりした。 でもほんと暗い道でね…。街灯もまばらだし、自

     夜道 - イチニクス遊覧日記
    meltylove
    meltylove 2009/10/23
    紫星すごい。(星の観測記録ですが文章が好きなの前提です、と一応説明挟んでおこう…)
  •  よくかんがえること - イチニクス遊覧日記

    気がつくとロシアンルーレットで勝つ方法とか、手錠の鍵がなくなってしまったときの対処法とかダイイングメッセージの残し方などを考えてたりするのはきっと私だけじゃないと思うのですが、これほど実生活で役にたたなそうな懸案事項もないよなと思います。 とはいえ、その想像もワンパターンで、例えばロシアンルーレットの必勝法については、何かで読んだ「音だけでシリンダーの回転数を数えられる」とかそういう特殊能力が設定されている場合しか思いつかない。結局は必勝法がないってところが、よく物語に登場する理由なんだろうなあ、とか。だからそれをはじめるまでの駆け引きが面白いんだろうなあ、とか。あと全ロシアンルーレット場面での「最後の1発まで残る」確率がどのくらいなのかも気になる。個人的には最初の一発があたりの方がいいなー、とか。 それから、手錠をかけられるのは鍵がなくなるフラグのようなものだと思いますが、映画とかでよく

     よくかんがえること - イチニクス遊覧日記
    meltylove
    meltylove 2009/09/03
    なんかすごく笑った
  •  桜 - イチニクス遊覧日記

    桜の、ほんとうに満開の瞬間を見るのは久しぶりのような気がする。毎年桜が咲くとすぐに雨が降り、散り始めてしまうことが多いような気がするのだけど、今年は今のところ天気に恵まれているのか、どの桜も枝を大きく広げ、景気よく花を咲かせている。 遠くから見るとまるで雲が降りてきたようで、休日はもちろん、月曜日だろうが昼だろうが夜だろうが、あちこちに宴会をしている人がいるのもお祭りみたいで楽しい。 自転車であちこちの桜を見物して回っている途中、庭先に椅子をだして花見をしている老夫婦を見かけた。生垣の下から太ったが駆け出してきて、花びらがその後を追うように宙を滑った。どこかから煮物の匂いがして、その先の家からは魚の焼ける匂いがした。

     桜 - イチニクス遊覧日記
  •  とりあえずここはいい気持ち - イチニクス遊覧日記

    ちょっと日差しが強くなると、すぐカルピスが飲みたくなるわたしは、改札をくぐり階段をおり左手に曲がってキオスクのガラス戸を、それはガラスのようでプラスチックのような質感なのだが、戸をあけて、迷わずカルピスウォーターを手に取る。150円はらう。どうも、という言葉はありがとうと言うより相手に負うところがなくて(べ、別に、あんたに礼言われるためにやったんじゃないんだからねっ!、と言われたら私は素直にへこんでしまう)楽だとか思う、そんな消極的な気持ちでも、知らない人と声をかわすのは、やっぱりすこしうれしい。 「どうもです」 「どうもねっ!」 会釈をなびかせながら、各駅停車に乗り込む。ひんやりしたそれをこめかみにあてがいながら、ボトルネックについていたおまけに気づき、見てみるとそれは、あの「どこでもいっしょ」…だったかな、ゲームにでてくる人形で、私は思わずカルピスを鞄にしまう。 …もう一度出して,

     とりあえずここはいい気持ち - イチニクス遊覧日記
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    meltylove 2007/05/29
    こういうの、どう好きだといえばいいのか悩むんだけど、いいなあ、と思います。
  •  ローリング - イチニクス遊覧日記

    起承転結しない文章を読んで/書いてみたいなぁと思っていて、一文ごとは断片にすぎないのに全体になると何かが見えるような、手前と奥で別々のことが起こっているような、それはもしかしたら演劇のようなものなのかもしれないと昨日ウテナを見ながら考えていた。起承転結しないということはつまり、起を読みながら承転結を思い描いてしまう煩わしさ(もしくは簡便さ)から解放されるということ、ただ目の前で起こる事のみに集中するということ、集中してOKだというルールを提示するということ。と、そこまで思って、もしかしたらそれは流水先生じゃないのかと思った。いや違う。というかわたし流水先生のは読んだ事がない。ただ、読み終わって、思わず投げた、という友達のハナシを聞いたことがあるだけで、でもハナシに聞くだけでそれはすげえなあと思ったりもしてて、なにがって、読ませることが。最後まで読ませて、しかも投げさせるということが。 私

     ローリング - イチニクス遊覧日記
    meltylove
    meltylove 2007/05/23
    起を読みながら、起だけを楽しめるような、起承転結そろって初めて意味をもつような、文章。うん、好きだなあ。いつかたどりついてみたい。
  •  ヘイ君に何をあげよー - イチニクス遊覧日記

    起き抜けに、ブォーンて、マックたちあげてそのまま、顔洗ったりご飯べたり、でまたパソコンに戻ってきてネットをぶらぶらして、あ、このページいいな、あ、ラジオやってる人だ、って、それ聞きながら着替えたりする感じはとなりの部屋から聞こえてくるおしゃべりのような、遠いけど親密なもので、このひと好きだなー、ってしみじみしてたらふと、流れてきた音があんまりきれいでちょっとなきそうになった。というかちょっとないた。 なくってのは別にかなしいとかうれしいとか理由のあるものじゃなくって、たとえば窓の外ぼんやりみていて、ふいに、あーきれい、と思ったりするときのようなこと。うたた寝しながら、近くにいる人の笑い声聞こえて、幸せだと思ったりするときのようなこと。 そんな、あたりまえにあるけど、自分では押せないスイッチのようなものを、パソコンから流れるその音が押したことがうれしくて、その曲を作った人にお礼をいいたくな

     ヘイ君に何をあげよー - イチニクス遊覧日記
    meltylove
    meltylove 2007/05/14
    きれいだなあ、と思う。うまく言えない。もっと適確な表現が思いつければなんだけど。
  •  何かをものすごく好きになるということ - イチニクス遊覧日記

    昼ご飯にイングリッシュマフィンのトーストをべながら、テレビ東京の「土曜イベントアワー 2007自給自足物語 冬の大地に生きる夢の家族SP」という番組を少しだけ見た。タイトルは今検索して調べたんだけど、ずいぶんと恣意的なタイトルだなぁと思う。けど、私が見た部分、一人で自給自足している女性を紹介していた部分は、ナレーションにもずいぶん含みが多く、へきえきした。へきえきしたけれど、私はその女性のことをすてきだなぁと思ったので、その気持ちについて書いてみたいと思う。 → 私の友達に、農家の後を継いだ女の子がいる。すごくすてきな人で、誠実で頑固で、苦労ばかりしていて、それこそ「愛すべき娘たち」にでてくる爽子のような人だ。少し遠いところにすんでいるし、農業には休みというものがないので、なかなか会う時間がないのだけれど、でも何かあるたびに彼女のことを思い出して、がんばらなきゃなと思う。そんな人だ。 数

     何かをものすごく好きになるということ - イチニクス遊覧日記
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    meltylove 2007/04/09
    好きをちゃんとわかって、好きだときちんといえること。
  •  私に関係のない前世 - イチニクス遊覧日記

    少し前、大学時代の友人たちと飲んでいた時に、今をときめくあの(あの人はなんなのだろうか、カテゴリはわからないけれど)スピリチャルでふくよかなおじさんのことになった。 ここで言うスピリチャルとは、鏡の法則(id:ichinics:20060705:p1)みたいなものだ。そして私は、それを法則とか呼んで「あるもの」として共有できない、と感じている。だからその話も、話半分に聞いていたのだけど、信頼する友人たちが彼のことをあまりに絶賛するので、少々面らって少し反論した。気じゃないよね? という感じで。 しかし、気のようだった。そして「あの人はそんなのとは違う」と口を揃えて言う。 私はその人が出てる番組を見たことはないので詳しいことはわからないけれど(そしてこの先も見ないと思うので設定は又聞きで間違った部分があるかもしれません)、彼は前世が見える人らしい。うーん。まずその設定がファンタジーだと

     私に関係のない前世 - イチニクス遊覧日記
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    meltylove 2007/03/18
    まとめかたとスタンスがきれいだと思った。ああいうスタンスだからこそ届く言葉がありうる(届かない世界観がある)、というようなことには興味があったりはするのですけどね。
  •  質問すること、されること - イチニクス遊覧日記

    ある質問を向けられた時に、「それを疑問に思うこと」自体を問題視するのはおかしいと思う、というか私は好きじゃないのだけれど、「なぜそれを疑問に思うのか」が、解決につながることはある。そのふたつを混同しちゃいけないなと思った。 質問に対する答えにはならなくても、そもそもの質問のたて方について、再考してみることは無駄ではないだろうし、と考えてて、 私には私の答えは出せるけれど、質問する人にとっての答えはだせない。 という当たり前のことに気が付いた。というか、たぶん気が付いていたけど、「問い」をとおして向かいあったときに、そのことを共有していないと、いくら答えを探しても、不毛なすれ違いになりそうだということに気が付いた。 特に「意味」とか「理由」とかいう言葉がでてきたときに、どんな意味も理由も、自分のものだと思えないのはそういうことだ、と、思う。

     質問すること、されること - イチニクス遊覧日記
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    meltylove 2007/03/14
    このへんをちゃんと気にしている人と話をするのが楽しいなあ、とときどき思う。というか、疑問に思うことそのものをつっこまれるとへこみます。
  •  「<私>という演算」/保坂和志 - イチニクス遊覧日記

    このを手にとった時に抱いたイメージは、たぶん演算というよりは乗算に近く、それは私の中で1+2が1と2の関わりであるというイメージであるのに対し、1×2は1そのものが変化してしまうことを指しているように感じられるからだった。もちろんこの言葉遣いは私の誤解なのだけど、そう思ったのは私が<私>というものは日々掛けられることで変化していってしまうものだと思っていたからで、それは別に足し算でも引き算でも意味合いはかわらない。常に何かが加わり、行く川の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず、というのが私が<私>というものに対して抱いていたイメージであり、このに書かれていることなのではないかと予想したことだったのだけど、それはもちろん的外れなものでした。 以下長々と感想というか疑問を書くけれど、このの紹介としてはまったく役にたちません。 <私>という演算 (中公文庫) 作者: 保坂和志出版社/メー

     「<私>という演算」/保坂和志 - イチニクス遊覧日記
    meltylove
    meltylove 2006/09/13
    乗算と演算のイメージ。あたり、に何かきらめきを感じた。好きな発想だったのだと思う。この本はいずれ(そう遠くなく)読む。
  •  思考停止文章ってなに? その2 - イチニクス遊覧日記

    先日書いた「思考停止文章ってなに?」という文に、米光さん(id:yonさん)からレスをいただきました。感謝。 これはもともと「がんばれ思考停止ちゃん!」と「がんばれ思考停止ちゃん2」という文章を読んで(「がんばれ思考停止ちゃん3」もですが主にこの2エントリ)を読みながら書いた文章でした。 そしてわりと古い(一年半前)のエントリだったこともあり、もともと米光さんが何を読んでこれを書かれたのか、の「何を」の部分にあたるリンク先は消えていて参照てきず(なんとなく察するくらいで)、私の文章は主に以下の箇所に関する違和感になってしまっていた。 2.“と思うのだが”“ではないか”を多用する。 ろくに考えずに書くので、根拠も自信もないのが文末からにじみでてしまっちゃう。 http://blog.excite.co.jp/yone/1368848/ 「と思う」や「ではないか」は、ろくに考えてないことの現れ

     思考停止文章ってなに? その2 - イチニクス遊覧日記
    meltylove
    meltylove 2006/05/21
    思考停止が『ではないか』等の表現として現出する。ことが多い。ゆえにあえて禁止してみることで思考を促す、ということ。と思う、という表現は思考停止なのか、と問う人はすでに思考停止していない、とも思った。
  •  モチベーション保つ才能 - イチニクス遊覧日記

    羽生善治さんの「決断力」というに対して書かれた橋大也さんの感想から派生してまとめられたこちらの文章が興味深かった。 ネットによっていきなり世界統一ランキングに放り込まれると努力するモチベーションを持ちにくくなる http://artifact-jp.com/mt/archives/200507/networkworldranking.html この記事を読んで、前*1 に「大きな(そして狭い)世界というのはかつて社会に出て初めて目の当たりにするものだったかもしれないけれど、それが幼い頃から当たり前のように存在している感じ、」と書いたとき考えてたことにちょっと近いかもしれないと思った。近いんだけど、ちょっとずれる。 「全世界の統一ランキングのどこかに位置づけられている」という意識は想像してみると確かに嫌だ。でもそれは「モチベーションを持ちにくくなる」というよりは「あきらめる口実」になるん

     モチベーション保つ才能 - イチニクス遊覧日記
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    meltylove 2005/08/04
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