フランスのパリ市庁舎の外に展示されている、芝生でできた地球のような物体。 上には木が生えており、よ~く見ると頂点付近には米粒サイズの小さな人が……これは一体、何なんだ!? 実はこれ、球体のオブジェではなく平面なのだ。そう、目の錯覚を利用して、立ち位置によっては球体に見えるという芸術作品なのである。 制作者はフランスのアーティスト、フランソワ・アブレネ氏。1500平方メートルの敷地内に、約1200平方メートルぶんの芝生、300平方メートルぶんの植物(ベンケイソウ科)、650平方メートルぶんの砂とわらをを使い、綿密な計算のもと作られた。 パリ市のサイトにアップされたメイキング映像を見ると、この作品のスケールの大きさがよくわかる。アート作品を作っているというよりも、公園を作っているかのような作業風景だ。 それにしても、さすがはフランス。芸術の都、パリである。7月15日まで展示される予定なので、そ