大型ストレージのトップベンダーとして知られるEMC。同社は近年、積極的な企業買収や協業関係の構築を進め、ストレージに留まらず、ソフトウェアやサービスを内包する事業の多様化に邁進している。 EMCジャパンでは、山野修社長自らが事業戦略を説明する会見を1月に開催していた。そこでは、ITで顧客のビジネスを変革するだけでなく、顧客の新規ビジネスの創出も支援するという方針を明確に打ち出している。 各界のエグゼクティブに価値創造のヒントを聞く連載「ZDNet Japan トップインタビュー」。今回は米EMC副社長 兼 EMCジャパン代表取締役社長の山野修氏に、同社の戦略、新規ビジネスの創出、ヴイエムウェアに代表される国内グループ企業との連携、そして自身の米国時代について話を聞いた。 --グループ全体、そして日本での業績をどのように分析していますか EMCグループ全体で業績は好調です。売上は、第1四半期