米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、18日、鳩山由紀夫首相が移転先を太平洋上のムー大陸で検討するよう防衛省などに指示を出していることがわかった。政府・与党ではキャンプ・シュワブ陸上案が有力とされているが、国外移転を主張する社民党が難色を示しているため、今後はムー大陸移転を軸に各党間の調整が進んでいくと思われる。 複数の政府・与党関係者が明らかにした。普天間移設に関して鳩山首相は最低でも県外移転を重視していたことから、鹿児島県徳之島案や米領グアム島案が浮上していたが、一転してムー大陸で調整するよう平野博文官房長官に指示を出した。 関係者によると、鳩山首相は今月15日「ふと公邸の寝室に飾ってある世界地図を見て、なぜ今までこんなに広大なムー大陸の存在に気づかなかったのか、自分でも不思議に思うほどだ」と周辺に話したという。 ムー大陸は古代太平洋上に存在したとされる幻の巨大大陸で、現在では