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ブックマーク / huyukiitoichi.hatenadiary.jp (3)

  • 小津安二郎 僕はトウフ屋だからトウフしか作らない (人生のエッセイ) - 基本読書

    昭和中期? ぐらいに大変活躍された日映画監督、小津安二郎氏のエッセイをまとめたもの。恐らくこのを読む人、対象者というのは氏の映画をリアルタイムで経験した、ファンの人たちなのでしょうが私は氏の映画を一度も見たことがない。じゃあなぜ私が、氏のエッセイなぞを読もうと思ったかと言えば、敬愛する師匠である内田樹先生が、小津安二郎氏を師匠と崇め、批評も多くしているからなのですよね。 というわけで映画を見るまではいかなくても、気になってはいたのですよ。そこでがこうして出たわけですから、読まないわけにはいかない。しかもこの『僕はトウフ屋だからトウフしか作らない』というタイトルはね、結構すばらしいと思う。まあ基それだけの動機で読み始めたのですが、これが大変良かった。 基はやはり映画監督ですから、映画語りです。また戦時なので、戦争に行った時の体験談、創作のコツ、などなどが描かれている訳です。日

    小津安二郎 僕はトウフ屋だからトウフしか作らない (人生のエッセイ) - 基本読書
  • マインド・イーター - 基本読書

    これは素晴らしい。 僕の中ではぶっちぎりで今年ベスト(いや、まだ天冥の標が出るからわからない)。小説というのはここまで出来るものなのか…と読み終えて呆然としてしまった。 文章は「この一行を書くのにどれだけの時間をかければ到達できるんだ」という程の密度で展開し、構成は一度読んだ後に読み返すと最初からすべてが計算され尽くしていることを知らされ恐ろしくなる。知見は新しく、誰も書いたことがないような発想でもって支えられている。 その全てが高いレベルで達成されていて飛浩隆先生が解説にて『『マインド・イーター』は、疑う余地なく一九八〇年代の日SFが成し遂げた最高の達成のひとつである』といった理由がわかる(余談だけど飛先生がTwitterでこの作品に解説を書いたと読まなかったら出版されたことに気が付きすらしなかったかもしれない。ありがたい) 書はメインストーリーとしてマインド・イーターと称されるよく

    マインド・イーター - 基本読書
  • さらば脳ブーム - 基本読書

    売れに売れまくった(大学に建物が二つも三つも立つぐらい儲かったらしい)、脳を鍛える大人のDSトレーニングというゲームで監修を務めた川島隆太教授の新書です。 僕はDSLiteが発売されるちょっと前にDSを買ったのですけれども、その時からこの脳を鍛える〜は「DSといえばこれでしょう」という扱いを受けていて、当然のように僕も買いました。やってみて、単純な測定は結構面白くて、自分の脳年齢が出るのも面白かったですけど、たぶん二回ぐらいしかやらなかったんじゃないかな。脳年齢が上がろうが下がろうがどーでもよかったのが理由ですが(それなら買うなよ) しかし、家族も含めて楽しめるという点で、周りではみんな楽しんでいるようでした。この新書は、そんな脳ブームのきっかけの一つにもなった川島隆太教授が、この大ヒットによって身の回りに起こって変わったこと、またこの脳ブームが起こる前からずっとやってきたこと、起こった後

    さらば脳ブーム - 基本読書
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