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ブックマーク / tanakanews.com (5)

  • イギリスの崩壊

    2009年1月24日  田中 宇 記事の無料メール配信 米国オバマ政権の就任と時期を合わせたかのように、英国の金融崩壊が急速に進んでいる。昨年9月のリーマン倒産を機に一気に悪化した米国発の国際金融危機は、それまでのレバレッジ金融の金余りによって高値になったロンドンの不動産などの相場を急落させた。その後、昨年末の決算時に英金融機関の資産の時価評価額が減り、いくつもの大手銀行が事実上の債務超過に陥っていることが、今年に入ってわかった。 ロンドン不動産など英国に投資して儲けていた資金の3分の1は、外国からの流入だった。たとえば昨秋に財政破綻したアイスランドの金融界は、国家経済規模(GDP)の10倍もの資金を全欧から集めていたが、その主たる運用先は英国だった。金融危機がひどくなるにつれ、世界から英金融界に入っていた資金は流出し、英ポンドは下落した。世界金融の中心として300年の歴史を持つ英金融界と

    memoclip
    memoclip 2009/01/25
    何するんかなぁ。中印露に付くのかなぁ。
  • 集中する世界の危機

    2007年11月27日 田中 宇 記事の無料メール配信 これから年末そして来年にかけて、世界では、危機がいくつも待ち受けている。 その一つは、東欧のコソボだ。コソボをめぐっては、12月10日に、セルビアとコソボの交渉の期限がくる。コソボは、もともとセルビア(旧ユーゴスラビア)の一部であるが、1990年代後半、旧ユーゴの各地域が分離独立を希求した際、コソボもセルビアからの分離独立に動き、それをアメリカが「人道」の名目で支援し、コソボの独立を武力で阻止しようとしたセルビアを空爆するところまでやったため、コソボ人(アルバニア人)は独立心を煽られ、引っ込みがつかなくなっている。 90年代末に定められた和平策では、コソボはセルビアの領内に残りつつ、セルビア側と話し合って独立の可否を決めることになったが、話し合いは「絶対独立」のコソボと「絶対ダメ」のセルビアは平行線を続け、12月10日に交渉期限がきて

    memoclip
    memoclip 2007/11/28
    ロシアの仲裁が成功したらえらく情勢が変わりそうだな。
  • 広がる信用崩壊 2007年8月21日  田中 宇

    2007年8月21日 田中 宇 記事の無料メール配信 8月16日、アメリカ最大の住宅ローン専門の金融機関であるカントリーワイド・ファイナンシャル社が、社債市場での資金調達が困難になったため、代わりにアメリカの40行からなる銀行団に115億ドルの運転資金を融資してもらって事業を継続すると発表した。この前日、カントリーワイドは資金調達ができずに倒産しそうだという報道が流れていた。(関連記事その1、その2) 翌8月17日、アメリカの連邦準備銀行(中央銀行)は、貸出金利(公定歩合)を0・5%引き下げて5・75%にしたが、これはカントリーワイド社を助けることが目的の一つだったのではないかと金融市場で指摘されている。(関連記事) カントリーワイドは、アメリカ住宅ローン市場で13%のシェアを持つ最大手である。同社が資金難に陥って倒産したら、信用度の低い住宅ローンであるサブプライム市場で起きている市場崩

    memoclip
    memoclip 2007/08/23
    >「今回の危機は(証券化という)金融界の新構造に深く根ざしている(ので深刻だ)。もう危機は終わったと言っている人々は、馬鹿(fool)か、自分の利害を守るために(でたらめを)言っているだけだ」
  • イラクの技術者を皆殺しにする戦略

    2006年3月5日 田中 宇 記事の無料メール配信 この記事は「イラク・モスク爆破の深層」のフォローアップ短信です。 米軍占領下のイラクで、学者や技術者、医者、教師、記者、弁護士、銀行家、政治家など、一般市民の中で技術や知識を持った人々に対する殺害が相次いでいる。殺害は、米軍占領開始時から増え始め、最近特に増加している。 医者の場合、すでに300人が殺され、殺害を恐れた多くの医者が国外に脱出した結果、今ではイラクには2000人の医者しか残っていないという(侵攻前の医師数は不明)。殺害犯は、被害者が職場から自宅に戻る途中で待ち伏せし、その場で殺したり、誘拐して殺して遺体を道路に放置する手口で、組織的・計画的に次々と、知識と技能を持ったイラク人を殺しているのだと推測されている。 イラクでは、オスマントルコ以前からフセイン政権まで、少数派のスンニ派が権力を持っていたため、知識や技術を持った人々に

    memoclip
    memoclip 2006/03/09
    これはマズすぎないか?しかし警護しようにも、無理だ。対象が多すぎる。
  • アルカイダは諜報機関の作りもの

    2005年8月18日 田中 宇 記事の無料メール配信 トルコ南部の地中海岸の港町アンタルヤは、地中海を航行するクルーザーが多く寄港する観光地である。最近、この町の港の近くの家で火事が発生し、警察が火事の原因を調べてみると、家の中から750キログラムもの爆弾が見つかった。(関連記事) この事件でトルコ当局は、ルアイ・サクラ(Lu'ai Sakra)というシリア人の男を逮捕し、尋問した。するとサクラは、自分はアルカイダの幹部で、アンタルヤに入港するイスラエル人のクルーザーに爆弾を積んだ小船を突っ込ませて爆破テロを行う計画だったと自白した。そればかりでなく、昨年11月にトルコのイスタンブールでイギリス系銀行やユダヤ教の礼拝所が爆破された同時多発テロ事件に関与したほか、911事件にも実行犯たちにパスポートを用意するなど関与したことも明らかにした。 サクラは「アルカイダで5番目に重要な人物」として報

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