新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省は優先接種の対象とする「基礎疾患」を、慢性の心臓病やがんなどとする案をまとめました。肥満の人も含める方針で、対象は820万人にのぼる見通しです。 新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省は ▽来年2月下旬をめどに医療従事者、 ▽3月下旬をめどに高齢者への接種を始める体制を確保し、 その後、 ▽基礎疾患のある人などに優先して接種を行う方針です。 こうした中、厚生労働省は、優先接種の対象とする具体的な基礎疾患の案をまとめました。 対象となるのは ▽慢性の心臓病や腎臓病などに加え、 ▽呼吸器の疾患や、 ▽がんなどの免疫機能が低下する病気、 ▽睡眠時無呼吸症候群などで通院や入院をしていることが条件です。 基礎疾患があることを示す証明書の提出は求めず、予診票で確認するとしています。 肥満の程度を示す「BMI」が30以上の人も優先接種の対象とし、