滋賀県が販売したプレミアム付きデジタル商品券「ここクーポン」のクレジットカード決済システムに不正アクセスが疑われる事案があった問題で、県は22日、使った覚えのない請求があったとの相談が900件以上寄せられていることを明らかにした。カード情報が漏れて被害が拡大している恐れがあり、県はクーポン購入者にカード利用明細書の確認を呼び掛けている。 県によると、不正アクセスの疑いが発覚した1月25日から今月20日までに929件の相談があった。「カード会社から不正請求の報告があった」、「明細書に身に覚えのない請求項目が記載されていた」といった内容で、同様の相談はクーポンをクレジットカードで購入した県内外の人から今も寄せられているという。 ここクーポンは、スマートフォンに専用アプリを入れ、カード決済かコンビニ支払いで購入する仕組み。昨年12月24日の販売開始から計約11万9千セットが売れ、約6万6千人がカ