新たな「世界記憶遺産」を選ぶため、アラブ首長国連邦で開かれていたユネスコ(国連教育科学文化機関)の国際諮問委員会は予定通り3日間の審議を終えて6日、閉会した。文部科学省がユネスコ本部から得た情報によると、登録が決まった案件は、9日にユネスコのホームページを通じて発表される見込み。 同委員会の勧告を受け、ユネスコの事務局長が登録するかどうかを決定する。日本からは、中世の寺院運営について記した「東寺百合文書(とうじひゃくごうもんじょ)」(申請・政府)と、「舞鶴への生還―1945~1956シベリア抑留等日本人の本国への引き揚げの記録―」(同・京都府舞鶴市)が申請されている。
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