世界に広がった性被害やセクハラの告発に対して、「口説く自由はある」と異論を唱えた仏俳優カトリーヌ・ドヌーブさんが、「忌まわしい行為の被害者が、傷つけられたと感じたのなら、おわびする」と表明した。15日付の仏紙リベラシオンに書簡を寄せて謝罪した。一方、「ネット上の告発が人を裁き、刑の宣告となるような風潮を好まない」とも訴えた。 ドヌーブさんは10日付のルモンド紙に約100人の連名で寄稿し、「キスを求めるといった行為だけで男性が罰せられ、職を失っている」として、性被害やセクハラの告発を疑問視し、批判を浴びていた。 リベラシオン紙の求めでつづった書簡では、「当然ながら、寄稿はセクハラをよしとするものではない。17歳から俳優の仕事をする私は、デリカシーに欠ける行為がなされてきたことを知っている」と説明。寄稿には必ずしも正しくない部分があった、と認めた。 一方で、おしりに触れただけで俳優が映画から姿