2300年前の「かけ算九九表」を発見 中国湖北省 秦家咀「M1093」墓で出土した竹笥(たかけ、竹行李)に入っていた楚簡。(資料写真、荊州=新華社配信) 【新華社武漢12月25日】中国湖北省文化・観光庁は、同省荊州市の秦家咀墓地で出土した戦国時代のかけ算九九表、楚簡「九九術」が、これまで最古とされた里耶秦簡「九九表」(湖南省里耶古城遺跡出土)より約1世紀古いことを確認したと発表した。 秦家咀墓地は東周時代(春秋戦国時代)の楚国の都城近郊にある邦墓(庶民の共同墓地)で、うち戦国時代中期の「M1093」墓から竹簡が大量に出土した。現時点で戦国楚簡(楚国の竹簡)の数量と文字数が最も多く見つかった墓となっている。 2300年前の「かけ算九九表」を発見 中国湖北省 秦家咀墓地出土の楚簡「九九術」(左)と里耶秦簡「九九表」の対比図。(資料写真、荊州=新華社配信) 秦家咀墓地考古学プロジェクトの責任者、