土日の大学センター試験が終わって,今日は受験生の自己採点日。 わたしの担当である倫理の講習に付いてきていた生徒はだいたい平均点をクリアした模様でまずはおk。 というわけで2chで国語の出題が話題になっている。今年度は第1問の評論枠が精神科医の木村敏『境界としての自己』,第2問の小説枠が井伏鱒二『たま虫を見る』。 商売柄,木村敏は当然読んでいるし,小説に疎いわたしだが何故か井伏鱒二と田宮虎彦は妙に好きで読んでいるのである。おそらくわたしと同世代か少し上の人間が問題を作っているのだろうな。 それで,『たま虫を見る』である(問題文は毎日jp,http://mainichi.jp/life/edu/exam/center/graph/kokugo/11.html 参照)。筋らしい筋のない小品で,今日日の若い連中にはピントが合いそうもない空気をたたえている。 かくして2chの「大学受験板」にスレが立