先日、極限環境微生物学者の高井研氏の著書を出版社のイーストプレスから送ってもらった。 微生物ハンター、深海を行く:高井研 本書は高井氏の研究人生のこれまでをドラマティックに、そしてバブリーな表現で綴ったものだ*1。これから研究者を目指そうとする学生にとっては参考になる部分あるだろう。参考にならない部分もあるが。 さて、本書の中ではなぜか私とクマムシも取り上げられている。しかも、かなりディスられているのだ。 ブログやらツイッターやらのコメント欄に、どうもうら若い女性達の「堀川さん素敵 ♡、クマちゃん最強、きゃわうぃーねー♡」みたいなニュアンスのコメがたくさん載っているのを見た瞬間、ワタクシの心の闇に「堀川許すまじ!クマムシ許すまじ!」の黒い情念がゴッゴッゴッと湧き上がってくるのを止められずにいたのだ。 「へっ、なにがクマムシだよ。あんなプニュプニュのユルユル歩きなんて、相手じゃねえぜ。地球最