エキゾチックなフォルムと、成長のしかたのユニークさで人気のビカクシダ(別名コウモリラン)。 ビカクシダは樹木や岩などに付着して成長する着生シダ。原産地は東南アジアやオーストラリア、マダガスカルなど。原種は18種類あると言われている。さらに生産者や育種家により、交配種や寒さや乾燥に強い園芸種も生まれている。 ビカクシダは、前方向に伸びる胞子葉と、株元に巻くようにできる貯水葉の2つの葉を持つ。 胞子葉は寿命が来ると葉元から抜けるようにして落葉するが、貯水葉は最初は緑で、寿命が来ると茶色に変わり、脱落せずに株元に積み重なりスポンジのような役割をしながら水を貯える。 園芸店では、鉢植えや、ハンギングができる板付け、苔玉など、様々スタイルに仕立てられたものを販売している。 今回は、オリジナルのビカクシダ着生用プレートを制作、販売している『Flying』の宮原隆作さんに、ビカクシダの板付けの方法を教え