■四日市市議会、存続検討の特別委設置へ 赤字経営が続く四日市市南部の近鉄内部(うつべ)・八王子線(全7キロ)が廃止される恐れがあるとして、四日市市議会は、存続策を検討する特別委員会の設置を決めた。近鉄は市に赤字補填(ほてん)を求めており、来年夏ごろに「将来の方向性を決める」と伝えている。 ■近鉄、市に赤字補填求める 「総合交通政策調査特別委員会」の名称で、6月議会最終日の29日に設置する。公共交通の利用促進策など幅広く審議する委員会だが、緊急性の高い同線の存続策を先行審議する。 市は同線の利用促進策として、車両更新費に対する補助と西日野駅、内部駅の駅前広場整備を市総合計画(2011〜20年度)に定めていた。 都市計画課によると、同線の車両は昭和20年代製造の6両と同50年代製造の8両で、更新費は総額14億8千万円。市は6分の1、約2億5千万円を負担する計画だった。 しかし、近鉄