JR北海道は5月24日、函館本線の流山温泉駅(北海道七飯町)に設置している新幹線の車両(200系)について、6月末までに撤去、解体すると発表した。 200系は1982年、東北・上越新幹線の開業に合わせて営業運転を開始した。モーターを冷却する外気を取り込む際に雪を分離する雪切り室や、先頭部の雪を押しのけるスノープラウなど、走行路線の気候条件を考慮した耐寒耐雪仕様が特徴だった。 1997年以降、老朽化とE2系など新型車両の導入で順次廃車が進み、3月16日のダイヤ改正で一般列車での営業運転を終了。翌月には団体列車での運用も終了した。 一方、流山温泉駅は函館本線池田園~銚子口間の新駅として2002年に開業。その際、JR北海道は廃車となった200系3両を譲り受け、駅前に設置した。北海道とは縁のない車両だが、「北海道新幹線開業への架け橋となるよう想いを込めて」設置したという。 しかし、設置から10年以