かつてのタリバン支配下では女性の教育が制限されていたアフガニスタンで11月5日、初めて女性学を専攻した大学院生たち男性7人を含む22人に、学位が授与された。 家父長制が根強いこの国での女性の地位はまだ低いが、修了生の一人、サジア・セディキさんは、「私たちは自分たちが受けた高等教育によって社会を変え、人々、特に女性の役に立つことができる」と希望を語っている。 中近東から南アジアにかけての国々では全体的に男性優位の伝統が長く続いており、ジェンダー格差が大きい。インドもそうした国の一つだが、近年は女子教育に力を入れ、中等教育を受けるその数も増えつつあるという。そして、そうした変化は当然のことながら、地域や世代の違いによる「学べた女」と「学べなかった女」の差を浮かび上がらせることにもなる。 今回紹介するのは、「学べなかった女」である専業主婦が一念発起して英会話習得に奮闘する、2012年のインド映画