【2019年08月15日】 PHP5では、通称メソッドチェーンと呼ばれる仕組みが利用できる。 メソッドチェーンとは、メソッドをアロー演算子で複数つなぎ、複数のメソッドを一度に行うこと。 通常はメソッドの戻り値を一旦変数に格納し、その変数からまた次のメソッドを実行する。 理屈的には、メソッドの戻り値がなんらかのクラスインスタンスなら、そのインスタンスの持つメソッドを一旦変数に入れるのではなく、そのまま後ろに続けて記述することで実行が可能ということ。 「メソッドチェーン」というと何か特別な事のように聞こえるが、普通のオブジェクト指向言語なら当たり前の仕組みである。しかしPHP4まではなぜかこれが出来なかった。 なのでPHP5でこれが可能になり、やっと本来のオブジェクト指向に近づいたというところである。 ということでまずは例を見てみよう。 <?php // 商品クラス class Product