これら異なった聞き方は本当に同じ結果が出てくるのでしょうか。また、それぞれのワーディング(「かなり」「非常に」)は本当に妥当性があるのでしょうか。 結論からいうと、「かなり」「やや」「どちらともいえない」の組み合わせが、最も均等に日本人が認識する単語なのです。シストラットはこのワーディングをメインに使用しています。 例えば、「非常に」というワーディングを使ってしまうと、下図の下部にあるように、対象者はここに丸をつけづらくなり、当該データは他のワーディングと大きなズレを生じてしまいます。しかし、受け取る方、つまりクライアントは、それぞれを均等のものとして理解します。 いや、分析担当者自身、知らないままに均等だと思いこんでいる場合がほとんどでしょう。それをわからないまま、「『非常に好き』に5点、『好き』に4点…」とウェイトづけをしようものなら、データは大幅に狂ってしまいます。 定性調査と同様、