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ブックマーク / 7oku.hatenablog.com (3)

  • 戦いたくない桃太郎 - ナナオクプリーズ

    昔々あるところに、おじいさんとおばあさんと桃太郎がいました。 三人はたくさんの人が住む村とは少し離れた山中に三人だけで居を構え、慎ましくも穏やかで楽しい生活を送っています。 おじいさんとおばあさんは争いを好まない心優しい性格で、ギスギスしたムラ社会に馴染めず山の中へ逃げ込んだ過去を持ち、桃太郎はそんな二人を心から尊敬していました。 桃太郎はある日、刀をふるって薪を斬っていました。おじいさんおばあさん同様、揉め事に積極的でない桃太郎でしたが、大好きな二人の役に立てるかもしれないと、刀の練習を毎日欠かさず行っていたのです。 この日も快調に作業をしていた桃太郎の耳に、遠くから悲鳴と罵声が聞こえてきました。村からのものです。目を凝らして山の下をみると、なんだか身体の大きなおっかない生き物達が、村で暴れている姿が見えました。 桃太郎が知っている生き物は、自分とおじいさんおばあさん、山に住む小さな動物

    戦いたくない桃太郎 - ナナオクプリーズ
    metroq
    metroq 2014/11/16
    桃太郎はその財宝を使い、海底に龍宮城を構えました。名前を変えて新しい物語のはじまりです。
  • 百合だらけの桃太郎 - ナナオクプリーズ

    昔々あるところにおばあさんとおばあさんがいました。 二人はかつて同窓で学んだ仲であり、周囲から見ればまるで姉妹のように仲睦まじい二人は互いに密かな恋心を募らせていたものの、折しも人間と鬼による争いが後を絶たない時代、とても学生恋愛、それもまだまだ周囲からの視線の冷たかった同性愛などしていられる雰囲気ではありませんでした。伝えられぬ恋慕の情を抱えたまま卒業と共にそれぞれの道を歩み始め、互いに男性を伴侶に持ち歳を重ねて皺を刻み生きてきた二人でしたが、突如攻めてきた鬼達の群れにそれぞれの夫を練り殺されてしまい、悲しみに打ちひしがれたまま向かった墓参りの場で運命の再会。半世紀ぶりに花開いた老いらくの恋は加速度を付けて燃え上がり、気がつけばメチャ百合キメこんでいた二人は天国のおじいさん方に少しの申し訳無さを抱きつつも、失われた青春を取り戻すようにごくごく自然な流れで同棲を始めたのです。 おばあさんが

    百合だらけの桃太郎 - ナナオクプリーズ
    metroq
    metroq 2014/11/13
    “ボブカットがよく似合うスーツでメガネの女が舞い降りてきました。キジです。” わかる。
  • 俺のタモさんがこんなにボーイズラブなわけがない - ナナオクプリーズ

    2014-03-31 俺のタモさんがこんなにボーイズラブなわけがない ついにこの日が訪れた。テレビの長い歴史の中で、今日はきっと特別な一日になるのだろう。男はその渦中にいた。 三十一年と六ヶ月。日の昼の顔として、男はその人気番組に司会者として立ち続けた。この国にその顔を知らない者はいない。ギネスにも載った。 『笑◯ていいとも』。今日、その番組は最終回を迎える。しかし、男には普段と比べて特別な感情などなかった。緊張も感じない。明日から少しばかり仕事が楽になるだけ。肩肘張らずに普段通りの自分で、最後の最後まで視聴者を思い切り楽しませればいい。男のトレードマークであるサングラスが鈍い光を放つ。 男の名前はタ◯リと言った。独特のコアな芸風や憎めないキャラクターで一般大衆はもちろん、マニアからも熱い支持を集める、日を代表する芸人だ。 「番一分前!」 ADの声が響き渡る。スポットライトの輝くスタ

    俺のタモさんがこんなにボーイズラブなわけがない - ナナオクプリーズ
    metroq
    metroq 2014/03/31
    バカパクの7,2
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