京子の誘いで許婚である澤乃井康の別荘に遊びにいくことになったあきら達。 第9話は夏休みを満喫する一行を描きながら、並行して、あきら、ふみ、京子、康、各々の心情を描いていく。 白樺 別荘に到着した一行。部屋を紹介され廊下を歩いている最中、ふみは飾られている一枚の絵画が目にとまる。その絵画は、蒼い空の中に白樺の木が一本だけ描かれたものだった。おばさんの話によるとその絵画を書いたのは京子だという。 その後の肝試しの時のふみと京子の会話で、この白樺の絵が何をモチーフにして描かれていたのかがわかる。この白樺の絵は、京子が中等部時代に在籍していた美術部の時に描かれたらしく、その時に杉本と京子は出会った。青い空の中に白樺の木が一本だけ、この一本だけ描かれた「白樺」は「杉本」をモチーフとして描かれたと考えてもいいだろう。 美術部時代、杉本と出会い、杉本を好きになり、杉本をモチーフとして白樺の絵を描いた。あ