沖縄県那覇市で見つかった遺骨の身元が、太平洋戦争末期の沖縄戦で亡くなった千葉県出身の男性であることが、去年、国が行ったDNA鑑定で分かりました。 この男性の遺族が、21日、遺骨が見つかった現場を初めて訪れ、男性の霊を慰めました。 沖縄を訪れたのは、沖縄戦で亡くなった千葉県出身の元日本兵、朽方精さんのおいの成美さん(64)ら遺族5人です。 厚生労働省は9年前から、太平洋戦争で亡くなった人の遺骨のDNA鑑定を行っていて、沖縄戦で亡くなったと見られる28人の遺骨についても鑑定しましたが、去年、このうちの1体が朽方さんであると確認されました。 遺族は、日米両軍が激しい戦闘を展開した那覇市の真嘉比地区を初めて訪れ、朽方さんの遺骨が見つかった場所に線香をたき、霊を慰めました。 そして、遺骨を見つけたボランティア団体から、遺骨は大きな木の下であおむけの状態で見つかったことや、そばから、身元の特定につなが