Image credit: Khrunichev State Research and Production Space Center ロシアのフルーニチェフ社は16日早朝、通信衛星エクスプレースAM4Rを積んだプロトンM/ブリーズMロケットの打ち上げに失敗した。プロトンMは昨年7月にも打ち上げに失敗しており、低迷が叫ばれるロシアの宇宙開発の信頼性が、さらに揺らぐこととなった。 エクスプレースAM4Rを搭載したプロトンM/ブリーズMは、カザフスタン時間3時00分42秒(日本時間2014年5月16日6時00分42秒)、カザフスタン共和国にあるバイコヌール宇宙基地の200/39発射台から離昇した。しかし、ロケットの第3段に何らかの問題が発生し、打ち上げは失敗に終わった。 現時点では情報が錯綜しており、打ち上げ失敗に至った経緯は明らかではない。いくつかの報道によれば、第3段のロケットエンジンの燃